野球肘について〜その�〜

 前回、以下のように野球肘でも種類があることを説明したと思います。

�リトルリーガーズエルボー(いわゆる野球肘、骨端線離開ともいう)
�内側側副靭帯損傷(MCL損傷)
�離断性骨軟骨炎
�肘頭の問題(後方型)

 そしてそれぞれに
・内側型
・外側型
・後方型
 痛みを感じる部位で分かれているということも。

 そこで今回は�リトルリーガーズエルボー(いわゆる野球肘)について説明します。

 ほんと簡単に分かり易く説明しますが、これは肘の内側が(掌を上に向けて内側)痛くなる障害です。リトルリーガーズと名前が付いていますので、小学生の障害なのですが、発生要因が同じであれば、成人にも内側に痛みが生じます。

 ではなぜこの内側に痛みが生じるのか?ですが、皆さん投げるときには手首をてのひら側に返しますよね。いわゆるスナップを利かす、というやつでしょうか。このスナップを利かせ過ぎるとこの内側の痛みにつながるのです。

 それはなぜかというと、スナップを利かせる筋肉は、全て肘の内側に付いているのです。ですからその筋肉を使い過ぎたことにより、付着部である肘の内側が痛くなるのです。

 あとは年齢の違い。子供の場合、この肘の内側の成長がまだ止まっていません。骨端線というものがあります。そこが引っ付いていないので筋肉に引っ張られて離れていくのです…(骨端線離開という)

 成長が止まった場合は骨に負担がかかることはありませんが、筋腱に負担がかかり、肘の内側の痛みとなるのです。

 ですので根本的な原因はいわゆる『手投げ』です。本来は全身を使って投げないといけないものを手首の力を使って主に投げてしまうとこの症状になってしまうのです…

 さ〜皆さん、肘の内側が痛かったらまず手投げになっていないか、チェックしましょう!!!

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