高さ20センチの違いが野球を変えるか?

報道によると、東京ドームの外野フェンスの上部に、
20センチほどの金網を設けることになったようですね。

ホームランの判定をわかりやすくするために行うようですが、
ビデオ判定の導入などの議論が色々と出ているなかで、
審判にとって、判定のしやすい環境をつくろうという試みは
良いことだと思います。

ナゴヤドームも、去年からポールが高くなりましたし、
こういった、審判を助けるような試みを、
(審判は、もっと前から施設の改善を訴えてきていたようですが・・・)
これからも積極的に行っていただきたいと思います。

今回の東京ドームの施設改修に関してですが、
判定がしやすくなったことに加えて、
東京ドームの野球が変わるのかな?
という考えも自分は持っています。

何かというと、単純な考えですが、
ホームランが減るのかな?ということです。

東京ドームの特徴というと、
ホームランがよく出ることをあげる人も多いのではないでしょうか?
東京ドームは、両翼100メートル、センター122メートルと、
決して狭いグラウンドのようには見えませんが、
右中間と左中間の間のふくらみがほとんどなく、
外野フライト思えるような当たりが、
ふくらみのないところのスタンドの前列に届くという
ホームランも結構出ています。

そのホームランが減るとなると、
ホームランをガンガン打っていくという
東京ドームの野球スタイルが変わるのか?

そうなった場合、ホームラン打者の多い
巨人の打線に変化が起こるのか?
そして、相手チームも戦い方が変わったりするのでしょうか?
そういう見方で今年の東京ドームを見てみると、
面白いのではないかなと思います。

ただ、あくまで高くなるのは20センチ程度ですから、
そこまで大きな変化はないだろうという考えもあります。
1メートル高くなるのなら大きく変わると思いますが、
たった20センチの違いで減るホームランの本数があっても、
年に2〜3本くらいだったとしたら、
自分の予想は全く意味のない考えだったということになるでしょう。

これに関しては、一年間を通して、
新しく設置したフェンスに直撃する打球が
どのくらいでるのか、数えてみるのも面白いかもしれません。

果たして、たった20センチの違いが東京ドームの野球を
変えることにはなるのでしょうか?

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