「ユウキ」同士の首位決戦第2R
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oratorio
2007年05月20日 19:13 visibility59
徐々にクライマックスに近づいている東京六大学野球。
昨日から全勝同士の早稲田と明治の直接対決が始まりました。
昨日は早稲田のエース須田が完封勝利で1勝をあげての今日の第2ラウンド。
神宮にはなんと3万の観衆が詰め掛けたそうで。
(次週は早慶戦だし、前売り券完売だし、当日券も考えると3万以上は間違いないとは思うけどね)
テレビで見てても、神宮の熱気がこちらまで伝わってくるようでした。
先発は明治: 古川祐樹、早稲田:斎藤佑樹両投手。
奇しくも一文字違いの「ユウキ」同士の投げあいというものすごい顔合わせ(汗)。
しかも古川のほうはこの試合開始前時点で防御率0.00、18イニングス連続無失点。
全くこの春季リーグ点を取られていないピッチャーなだけに、点を取るのは難しいだろうなと予想。
その予想通り、序盤は両投手の投げあいで静かにスタート。
斎藤は前の時よりもちょっと立ち上がりからあまり良くなかったような。。。
また、明治打線も斎藤対策ということで変化球に絞って打ちに行く作戦を取っていたようですが、そこはさすがはクレバーな斎藤、2イニング目から気づいていたらしく打たせて取るピッチングに徹した組み立てにしていたのが良かったのかも。
一方の古川も上々の立ち上がり。
ランナーを出すものの早稲田打線の後続をきちんと抑えていってました。
さすがは今シーズン連続無失点記録更新中のピッチャー。
試合が動いたのは6回表。
先頭バッターの上本選手がレフト線ツーベースを打って出塁。続く細山田選手が初球をきっちり送りバント。3番の松本選手のセカンドゴロの間に上本選手が絶妙なスタートを切っておりホームに生還。
この時点で古川の連続無失点記録が23でストップ。
これで気落ちしたのか、集中力が切れたのか古川の制球が乱れ、続く田中(幸)選手にヒット、小野塚選手にもツーベースと連打を許し、斎藤と同様1年生ながらレギュラーとして活躍している原選手がレフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち2点追加。ここで古川をKO。
この3点は斎藤にはかなり大きな援護点になっただろう…と思ったら、
この裏の攻撃で斎藤にとってはこの試合最大のピンチ到来。
小道選手にセンター前ヒット、1死後にサードのエラー(この回から入った1年生ルーキー、宇高選手がやっちゃった…orz)、2アウトを取ったと思ったら次の渡部選手にフルカウント粘られ四球を与え2死満塁と大ピンチに。
さすがにここが肝心だと踏んだのでしょうか、マウンドに應武監督も駆けつけ、二言三言斎藤にアドバイスをしていました。
明治も逆転の可能性を託して代打:謝敷選手を起用。
彼も1年生で、大阪桐蔭出身。そう、甲子園でも斎藤と対決したことがある選手。
甲子園の対決が再び神宮で繰り広げられることに。
…しかし、やっぱりピンチになればなるほど冴え渡る斎藤。
ストライク先行のピッチングで押し、最後は見事三振に切って取り、絶体絶命のピンチを逃れました。
去年、同じ神宮のでスタンドからみていた早実時代の斎藤がこのときと同じようにピンチの場面でしっかり凌いでいたあの光景を思わず重ね合わせてしまった自分。
やっぱりこのピッチャーは、底知れぬメンタルの強さがあるなと再確認。
結果的にはこの6回の攻防が、今日の試合の明暗をしっかり分けました。
その後、8回に2点加えて駄目押しした早稲田が6回まで投げた斎藤からルーキーの福井(まさか出てくると思わなかったのでテレビの前で狂喜してしまった(汗))、最後は2年生の松下が繋いで試合終了。
■ファイナルスコア■
早稲田大5-0明治大
6回からはほぼ早稲田が試合の主導権を握りっぱなしの状態でしたね。
明治は完全に悪い流れに引き込まれてしまって、もどせないままでした。
今日は4番の行田選手が完全に沈黙してしまってましたしね。。。
これで早稲田が春季リーグ優勝に王手。
次回(最終週)の早慶戦で完全優勝目指して戦うことになります。
最後の日(6/3)はきっと斎藤が先発でしょうから、かなり見逃せないゲームになりそうです。
果たして、彼は胴上げ投手になれるのか?そして早稲田の完全優勝は達成されるのか?
すべては、早慶戦2連戦にかかっています。
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- 事務局に通報しました。
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