被災地から、報告3(海岸近くのコートでテニスをしていた・・・)

 


職場の同僚のお父さんは、退職した現在も毎日午後は、テニスが日課でした。


 


地震の時、同僚は、「また、今日もテニス行ってるだろうけど心配だな~」と言ってました。


 


そうです、その日の午後も、海岸近くのテニスコートに、行ってたというのです。


 


地震が来て、堤防の扉が閉められるというので、ボールを全部集めて、さすがに、いつもはネットまでかたずけるんですが、仲間に止められて車で避難したそうです。


 


家のほうではなく、山のほうに向かったんだそうです。


 


家に向かえば、別の山方向ではありますが、106号と交差するため、渋滞に巻き込まれていたはずです(ただ、今回は、この山を飲み込むほどの津波でなかったため助かったんだと思いますが)。


 


家に向かわず、近いほうの山を選んだせいで、車もすいていて、一気に高台までつけたそうです。


 


車での避難は、早いですが、渋滞につかまれば、命取りです。


 


エピソードをもう一つ。


 


これもまた、同僚の話なんですが、その奥さんが、3階建ての病院に勤めていて、ある程度の高台にあるんですが、津波が襲ってきたとき、2階に上がったんですが、「水が来た来た」と言うので、2階に上がり、「もっと上だ」と言われ、3階に上がったんだそうです。


 


階段から下を見ていると、2階が水浸しになり、2階3階の間の階段の踊り場まで水が来て、そこで止まったんだそうです。


 


「何とか、水が止まってください」と願ったら、かなったんだそうです。


 


生きてる人のエピソードなので、話はできすぎに・奇跡的に聞こえますが、低いところの家や普通の2階建ての家は高さが低いので、屋根の上に登っても、だめだったとのことです。


 


生死のさかい目が、こうゆうエピソードになるんですね。


 


 

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