うまい出汁の野球、ってなもん

大矢さんが就任しましたな。また煮干し野球か？なんて前に書いたのですが、やっぱベイのファンでありますから、一応の期待感は持っております。

私の思う「煮干し野球」とは？・・・・・

味噌汁に例えますぜ。鍋がチーム。お湯が環境。んで煮干しで出汁を取るわけで。このままじゃ美味くないでしょ？具が必要です。これが選手。様々な具があります。豆腐、油揚げ、大根、ワカメ、アサリ、シジミ、イモ、タマゴ、納豆、ネギ・・・などなど。そこに味噌を溶いていく。でも全ての具を味噌汁の中にぶちこんでも、とても食えたもんじゃありませんやね。組み合わせってなもんがあります。味噌を溶くだけでなく、その具の組み合わせを担当するのが監督じゃないかと思うのです。

具は揃っている。その組み合わせというか、使い方の巧みさを大矢さんが持っているか。前の監督時代は、出汁を取ることに専念し、いざこれから勝負！ってとこで追い払われてしまいました。優勝争いしたものの、非情になれないというか、人が良すぎるというか、詰めの甘さを露呈しちまいました。より人が悪いノムラにやられてしまったわけでして。

具を育てることに関しては素晴らしい才能を持っています。んが、その具をどうやって組み合わせるか、どうやって美味く食わせるか、が足りなかった。

テレビを観ていても、単なる「人の良いオッサン」にしか見えない人です。あれから10年経って、安定した評論家生活を捨ててまでも飛び込んできた大矢さんに期待しても・・・いいのかな？また「繋ぎ」だったりして。

そうならんことを祈っておりますぜ。