昔のビデオを掘り起こすと言う事 号泣編
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ミオヂ
2006年06月08日 00:17 visibility1247
昔はよかったなぁなんて言葉は好きではない。
カープに関しては別だけど・・・。
でも、ちょっとだけ昔の話を。
最近,ヒマな時にやってる事は部屋にはびこるVHSテープの整理。
中身を早送りでチェックして、いらないものは中のテープをハサミで切って、燃えないゴミに。
これは!と思う映像があったらあとでHDレコーダーに落とし、DVDに焼く。
前回はあの名ドキュメント「江夏の21球」が発掘された。
で、またラベルのついてないVHSを再生して「おお!これは!」な映像が出てきた。
「最後のストライク 炎のストッパー津田恒美・愛と死を見つめた直球人生」
おおお、これ録画してたのか!これはもうカープファンなら言うまでもないだろう、津田夫人,晃代さんの原作をもとに、岸谷五朗が津田恒美を、石田ひかりが津田夫人を演じた2時間ドラマ。2000年放映。
さて、見るか!ヒマだからな!
(2時間経過)
ううううううううう・・・・目から鼻水が垂れよるわい、前が見えんわい 。何故そうなったかは、書かない!他チームのファンはともかくカープファンのワシがこれ見てそうならんかったら鬼畜じゃ。当たり前の事を書いてもしゃーないので書かん!
津田役の岸谷五朗は本物の津田をちょっと男前にした感じ。ごつそうだが、素朴な津田を明るくも悲しく演じております。オープニングのバースとの直球勝負の再現は、実際の映像とうまく組み合わされていて、なかなかスリリング。
野球指導があの北別府だけあって、いいフォームで投げています。
バッテリーを組む達川は、あのダンカン! これやるのに当時の達川監督に「私がやります」と挨拶にいったらしい。ふてぶてしい感じがなかなか。
津田の友人、森脇を演ずるのは 石黒賢、ちょっと男前過ぎんかと思うが,岸谷のごつい顔といいコントラスト。
そして、石田ひかり。いや・・わしはですねー大林宣彦の「ふたり」って映画以来「お姉ちゃんもええけど、石田ひかり、ええのう」 なのだわ。
しかもこの人,広島弁の台詞回しも気を使ってて嬉しい。ちゃんと「おかえり」の「お」にアクセントがあり、語尾を上げる正統派(?)広島弁!わしゃーもう、うれしゅーてうれしゅーて。
この作品,方言指導の人がいいのか、全体的に広島弁の演技がなかなか。時々、ひっどい広島弁しゃべるドラマがあるからホッとする。
あ、それから本物の山本浩二と清川と川端が出演。あと、安仁屋コーチを演じた宇崎竜堂の怪演っぷりが楽しい。そして 山崎 隆造を小沢 仁志 ・・こんなに山崎って怖い顔してたっけ?
しかし、欠点が無い訳ではない。何故?と思ったのは最後の、津田が亡くなった日がオールスターの日だった、という事実が省略されてた事。これではタイトルの意味が無いじゃないの。
あれが津田の命をかけた最後のストライクだった、という婦人の思いなのになぁ。
あと、当時のユニフォームのレプリカの出来がちょっと甘い所。 もちっと作り込んで欲しかった、けどまぁフツーに見てる人はそこまで気にしないわな。しかし、帽子の紺色に白ふちのCマークがたまらんなぁ。
ビデオが出てたらしいのだが、現在は品切れ、絶版らしい。DVD出してくれぇ。
ドラマは、息子の大毅君の福岡ドームでの始球式で幕を閉じ、津田の現役時代の映像でエンディング。うう・・録画しててよかったー!!と目から鼻水を流しつつ余韻に浸っていると
いきなりヒゲとサングラスの沢田研二の映像が出てきた!こ、この映画は・・・
「太陽を盗んだ男」じゃないか!!
残りのテープに録画してたのか?この映画も考えてみりゃ野球と密接な関係がある作品だ!
次は、見ないと人生の何パーセントかは損をしている、と言い切っていい、この作品について書こう。 いや、書かねばなるまい!!
- 事務局に通報しました。
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