お手軽プロ選手気分

  • ミオヂ
    2006年08月29日 22:48 visibility170

鍛え上げられた屈強な体躯、鋼の精神力を持つ選ばれたる者、プロ野球選手。

そんな彼らの考える事や感じる事を我々、凡人が推し量るのは非常にムツカしい。

スポーツ新聞のやや誘導気味の記事やNUMBERなどを読んで、想像するしかないだろう。

しかし、だ。 日常生活にも我々が「プロ選手の気分ってこんなもん?」と思う瞬間がある。

野球経験の無い、完全文科系の私の例を2つほど。

 

その一:ある朝。

目が覚めたら首に激痛が。立ってるだけで痛くて倒れそう。おまけに首がまわらない。

とても仕事になりそうにないので、 会社を休み、いきつけのカイロプラクティックへ。

先生曰く「ミオヂさん、これ寝違えだね。不自然な体勢で寝ませんでした?」

「え、これが寝違えですか。テレビで野球観てたら『今日、何々選手は寝違えで欠場です』とかいうあれ?」

「そう、あれです。運動選手は筋肉量あったり、自重があったりするから、寝違えたときのダメージが普通の人より大きいんですよ。だから欠場するんですね」

「な、なるほど、これは休まねばならんくらい痛いですねぇ!」 

「あなたのは軽い方です」

「一般人でよかった・・・あ、イタイ・・イ、イタイ!」

 

めでたく、その日のうちに首が回るようになりました。肩と首が貼り薬だらけになりましたが。

しかし、あの針で刺されるような痛さ。野球選手と言えどもこれはたまらんだろうなぁ。

選手が「とてもこれじゃぁ試合に出られない!」な気分がちょっと理解できたかもだ。

 

その二:旅行した時。

階段でけっつまづいて、右足を打撲。痛いけどそのまま旅行続行。

帰ってきて足が1.5倍くらいに腫れ上がったので、痛みに足を引きずって病院へ。

レントゲンを撮った後、先生曰く「 足の甲にヒビが入ってるね。ギブスを作るよ。ところで足は痛い?」

「無茶苦茶痛いです」

「あそう。じゃぁ痛み止め打ってからギブス作りましょう」

痛み止めの注射を足の甲に打ち、1.2分後。

「足はどう?」

足をトントンとついてみたら、びっくり。腫れは引いてないが、さっきまでの無茶苦茶な痛みが全くないんである。このまま歩いて帰れそうなくらい足が軽い。 

 

「今日、何々選手は痛み止めの注射を打って,強行出場しております」なんて実況が時たまあるが・・・痛み止めの注射、無茶苦茶効く!これならプレイできても不思議はない!! 

なるほど、強行出場の選手があれだけ動ける理由がこれで分かった!

 

しかし、この強力な痛み止め、いい事ばかりではない。

ギブスを作り、装着して家に帰った私を襲ったのは薬切れ。固めた足がモーレツに痛くて悶絶、七転八倒。

「多分,注射打って強行出場の選手も試合が終わったら、無茶苦茶苦しんでいるんだろうなぁ!」

と、思いながらもらった痛み止めの錠剤を飲み込んだ私であった。 

 

・・・・2例とも、あんまりお手軽じゃないですね。タイトルに偽りありでスマン。

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