キダゴ頑張ってる記念

「うーむ、これちょっと胸の辺りがキツイなぁ…まぁしゃあねぇか」
レーツェル監督によく似た阪神ファンと思われる女性が、何やらつぶやきながらスタンドで双眼鏡片手に広島の選手達の練習を眺めている。実はこの人、変装したレーツェル監督である。

「んーと…あ、キダゴがいたわ！よっしゃ、早速おどかしてみるかな。フフフ…」
座っている喜田を見つけたレーツェル監督は、黒い笑みを浮かべながら走り出した。

「早くしないと練習終わっちゃうっ…よしっ！」
スタンドのフェンスを掴んだレーツェル監督は大きく深呼吸する。
「キダゴ、立て！」
「ヤー！」
阪神ファン(に変装したレーツェル監督)に名前を呼ばれたキダゴは、元気よく立ち上がった。それを見て固まる広島の選手達。

「やった、大成功だわ！」
その場で手を叩いて大爆笑する阪神ファン(に変装したレーツェル監督)。その大きな笑い声にハッと我に返る喜田。

「こんなことするのって…レーツェル監督しかいない！」
「フフ…バレちゃしょうがないわねぇ。ってか気づくの遅いわよっ、キダゴ！」
喜田は後ろを向いたが、レーツェル監督は風の様に走り去っていた…。
「じゃあまたねぇ〜ばいば〜い」
「はぁ…やっぱり監督は変わってないなぁ」
一本取られたという顔で、フーッとため息をつく喜田であった。


……やっぱり広島に行ってもおどかすんだねぇ。今日の妄想は「おどかし常習犯」。キダゴが広島で活躍しているみたいなのでジガンと一緒に考えた妄想です。
しかし…一般のファンに変装してまでキダゴにちょっかい掛けるレーツェル監督って…。勿論本気にしちゃダメよ。


今日のジガンと母、私の観戦中のやりとり。
ジガン「ブラウンのおぢさん、何書いてるんやろう？」
母「成績表。通信簿つけなきゃねぇ」
私「『よくできました』とか『もっとがんばりましょう』とか…？」
母「そうそう」
ジガン「レーツェルちゃん、もしかしたら5段階評価かもよ〜？」
私「それもそうね」
何なんでしょうね、オラたちって。


写真は今日当たったビックリマンシール。前田智徳と岩隈久志(ダブり)が当たりました。ちなみにジガンは前田を見るといつも『水田わさび(今のドラえもんの声)の好きなあの人』と言います。