フランチャイズ・プレイヤー

一つのチームで選手生活を全うした者が称される。最近では連続試合出場記録、ボルティモア・オリオールズのカル・リプケンや通算打率.338、サンディエゴ・パドレスのトニー・グウィンが代表的だ。特に彼らは地元出身なので尚更かもしれない。

何を隠そう、この僕も地元・横浜のヒーローになることを夢見ていた時代があった。これも「広島に生まれ、広島に育ち、広島カープで野球ができた山本浩二は幸せもんです」という言葉に憧れたもので、子供心に入団記者会見や引退セレモニーなんてものを想像したり、自分なりにサクセスストーリーを描いてい。

そんな僕に引導を渡した男がいる。そいつを見た瞬間に『こういう奴がプロ野球選手になるんだ』と漠然と思った。
その松井秀喜似の長身の男、一昨年、横浜ベイスターズのレフトのレギュラーを獲得し、昨年、センターの多村の穴を埋めた小池正晃。 彼がそうだ。

彼とは中学時代に同じチームにいたことがある。他にもたくさんいたが、彼が一番印象に残っている。彼には地元の星であるという自覚をもってほしい。

これに関連して。そのミスターカープと言われた山本浩二に憧れて、それを受け継ぐはずだった地元・広島出身のスター。この前、連続イニング出場の世界記録を打ち建てたタイガースの金本知憲も本当ならそうなるはずでした。
金本は2002年のオフ、FAでカープを出た。本人的には残りたかったのだろうが、複数年契約は認めないという球団との交渉がこじれてカープを去った。僕はこの時、カープという球団の考えがわからなかった。あの地にプロ野球のチームがあるべきなのかも。
厳しいようだけど、日本に12個しかないチームなのだからもう少し考えるべきだと思う。ファンも。

 

 

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