【不良中年の独り言】昭和の匂い

カラオケ・・・。

今では仲間だけで盛り上がれる「カラオケボックス」があったり、
おねーさんが隣についてデュエットしてくれるクラブがあったり、

発明した人は特許を申請しなかったために、これほど広がったのに全然儲からなかった
らしい。権利はなんでも申請して取得しておくものだと知った。

初めてカラオケというものに遭遇したのは19歳。
バイト先のレストランの店長に連れてかれたのが最初。

カウンターだけの小さなスナック。美人姉妹が経営している薄暗い空間だった。
「ハチトラ」と呼ばれる8トラックのカセット&プレーヤーに、「歌詞本」を見ながら歌う。
レーザーカラオケが出現する1年前だと記憶している。

このスナック以外では「ピアノの伴奏」で歌わせてくれる大きなクラブや
おじさんのギターで歌える(流しではない)飲み屋など。
当時は新曲などがすぐに歌えるわけもなく、2〜3年前の歌が「新しい曲」として
歌えるだけでもヒーローになれた時代だった。

最近、地元のカラオケスナックで歌う機会がやたら増えているような気がする。
これがまた場末感満載でいいのである。
これまで2軒のスナックに突入したが、そのうちの1軒が「昭和の匂い」をプンプンさせる。

我々より10歳は年上と思われる「ママ」がすごい。
どこで売ってるんだろう、と思ってしまうような花柄のワンピースに身を包み、
客が歌い始めると隣で踊りながらリズムを刻む。

カタカタカタ・・・。ん?何の音だ?

良く見るとママの左手には「カスタネット」が!!!
カスタネットですか・・・。小学校卒業以来見ていなかった代物。
って、あんた何年生まれですかぁ(ToT)

昭和の匂いのするカラオケスナック。これはこれでありだよなぁ。

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