サインボール

シーズン前に立てた今年の目標は、

家族に野球の楽しさを知ってもらうことだった。

何回も球場に足を運び、楽しく応援した甲斐あって、

何も知らなかった5歳と3歳のチビ達も、

今じゃもう立派なカープファンになった。

 （順調に育ってますぜ、ウシシ。。。）

子供達には、

市民球場での楽しい想い出を沢山つくって欲しい。

今の球場の雰囲気も大好きだから。

大人になったときに思い出して欲しい。

今年の一番の想い出といえば、

嶋選手のサインボールを見事空中でキャッチできたこと。

これまでも、毎回狙っていたけど失敗していた。

今回は、内野の２階席でグラウンドから遠かったし

ノーチャンスだと思っていた。

試合終了後、ヒーローインタビューを終えた嶋選手に、

「お〜〜〜〜〜〜い。　しぃ〜〜まぁ〜さぁ〜〜ん！！」　とダメモトで叫びかけていたら、何故か彼と目が合った。

そして次の瞬間、

ボールを一直線にウチの家族めがけて ?? 投げ入れてくれた。

たしかに、2階席であれだけ大声で叫んでたのは

ウチの家族だけだったから

かなり目立っていたのかもしれないけどね。

まさか本当に投げてくれるとは！！

もうビックリ。

もうね、「神様、仏様、嶋さま！！」　っていうくらい嬉しかった。

観客席へのボールの投げ入れって 、ありふれたファンサービスだけど、実際に体験すると忘れられない想い出になるね。 

妻も子供も本気でハシャイでいたな。

今日もそのボール、大事に大事に居間で飾られているよ。

ただ、息子（5歳）にはその希少性がわからない。

声さえ選手に届けばボールは貰える、と 勘違い。

次に試合観にいった時のこと。

ウチの息子は、

試合途中の守備練習のたびに大きな声で

「○▲×さ〜ん、ボールくださ〜〜〜い！！」　

「○▲×さぁ〜ん！！」　

「○▲×さ〜ん、ボールぅくださぁ〜〜〜い！！」　

「○▲×さぁぁ〜〜ん！！」　

・・・・もう、それはしつこく連呼。

あんまりにも子供の声が必死なもんだから 

周りのお客さん（しかも多数）の空気が、

我が息子を応援する雰囲気になっていった。

ある人は選手に聞こえるように野次を飛ばしてくれた。

「○▲×さ〜ん、聞こえるかぁ〜〜〜

　可哀相だから、この子にボールを投げてやってくれぇ！」　　って。

でも結局、息子の願いは叶わず。

ボールゲットはできなかった。

ウチの息子、悔し泣きしてたよ。 

泣くようなことなのか？？

ガンバレ、我が息子よ。