惚れたブラウンの言葉　part1

一回に送りバントを失敗したルーキー梵へ、

三回に再び送りバント指示して成功させた。

　試合後のブラウン監督のコメント

「彼は一生懸命練習しているし、責任感も強い。

　失敗を取り返そうという思いをわかっているから、もう一度バントをさせたんだよ」

梵は今日に限らずこれまで、幾度となくバントを失敗している。

開幕時は打球も外野に飛ばず、打率も1割をきる、エラーも多い・・・

救いようの無い成績で、居心地の悪かったルーキーの心情を思いやり、

我慢しながら出場させてきたブラウン監督。

同様の采配をする監督は多いだろう。

しかし、その後のコメントに、選手への愛情をここまで表現できる監督は少ない。

実際に思っていても、適切なタイミングでマスコミにこんな発言ができる監督は少ない。

一生懸命がんばる選手を応援しようという気にさせる発言としてはピカイチ。

このコメントを見た選手たちも、がんばろうという気になる。

これが選手を育てるということなんだと感服。

今日の梵は、結局その後、HRと適時打を打ってヒーローとなった。

しかし、監督の想いをくんで、彼には浮かれた気持ちはない。

奇策や熱血パフォーマンス、さまざまなジョーク・・・・

それだけではない。

ブラウン監督は人身掌握に優れた良監督だと、いまさらながら再確認。

いや、マジでそう思うよ。