感動の涙、悔し涙。

  • brown
    2006年08月22日 18:40 visibility268

夏の甲子園、今年もいろんなドラマがあった。

野球の面白さを堪能できた人も多かったのでは。

 

優勝投手となった斉藤選手の涙、

・・・しびれました。

試合中、あれだけクールな表情だった選手なのに。

彼の涙を見ながら思った。

彼は全てを野球につぎ込んできたからこそ、涙が自然に出てきたんだろうなぁ・・。

 

大仕事をやりとげて流す涙って、

ムチャクチャ最高に 気持ちがいいんだろうなぁ、きっと。

うらやましいけど、そんな涙を流せる資格のある人ってわずかしかいない。

野球に限らず、一生のうちで、同じ涙を流せる人ってどのくらいいるんだろうか。

俺自身、嬉し泣きした経験って・・・・これまで無いかも。

自分の子供の出産の時は大感動したけど、嬉し泣きとはちょっと違う気がするし。

 

昔、お遊びとはいえ一応体育会系の部活動をしていたとき、

「みんなで一緒に(大会後に)泣こうぜ!!」

と先輩に言われたことがあった。

「・・・・ん??(よくわかりません。泣くのはイヤです)」 

と、思ったけど言わなかった。

その先輩が言うには、もちろん理想は優勝すること。それで嬉し泣きしたい。

でも優勝が無理なら、悔し泣きでもいいから、みんなで泣きたい。・・・らしい。

 

「大会後に本気で泣けるかどうかが重要なポイントだ」、と先輩は力説。

つまりは、完全燃焼しない限り涙は出ない、ということだそうな。

 

その後、何年かして自分がチームを引っ張る立場になったとき、

最後の大会で負け、涙は出たけど、なんか違った。

自己満足でも悔しさでもなく、これで終わりという寂しさからくる涙だったような気もする。

その泣いてる姿を(チームメートを含め)他人に見られてたまるか、という気持ちが自分の中にあったことが、今となっては残念。

みんなで一緒に泣ける一体感は皆無だったしなぁ。

堂々と人前で泣けるくらいまで完全燃焼したかったな、とそのとき思った。

 

今となっては先輩の言いたかったことも、なんとなくわかる。

 

泣けるくらい、何かに本気でぶつかってみようかな。

・・・・え? ヘタレには無理ですか、そうですか。

 

自慢できる涙を流してみたい。

 

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