広島×巨人(初戦／巨人1勝＝広島)

思い切りが良いというか単なるヤケクソというか。

高橋尚がなかなか復調気配を見出せない中、
5回途中まで何とか1失点で切り抜け傷口を広げないで済みました。
広島が巨人以上に深刻なチーム状態であるのが幸いしたといったところでしょうか。
中継ぎもみな無失点に抑え、一見、好投したようにも見えますが、
西村は満塁のピンチを招き、上がってきたばかりの門倉も、
危うくストレートの四球で先頭打者を歩かせそうでしたし、
他球団だった場合、降板時あたりで試合が引っ繰り返っていた可能性は否めません。
絶不調の栗原にも案の定、打点を献上してしまいましたし、
また復活のお手伝いになってしまわないか心配です。
打線は、坂本を1番、高橋由を4番に据えるなど、
大胆な打順の組み換えを行い、どうなることかと思いきや、
1、2番が揃って猛打賞など、不安をよそに功を奏し、
1発こそなかったものの、久しぶりに攻撃的な野球を展開してくれました。
ただそれでも、大事な場面であと1本が出ないのは相変わらずで、
結局、奪った得点はわずか5、13残塁の拙攻で完全燃焼はおあずけに。
4回の飛球時に交錯した失策がなければどう転んでいたかわからなかったかもしれません。
この形、今日は無事に成功しましたが、これで固定するのはまだ時期尚早といえるでしょう。

それにしても観客数11025って横浜×ヤクルト並ですね。



※選手名は敬称略