巨人×広島(5回戦/広島3勝2敗=東京ドーム)

  • 武蔵
    2008年04月30日 23:19 visibility53

お次は逆逆転の巨人か。

高橋尚がまたしても不完全燃焼のまま5回で降板。
立ち上がりから不用意なところにいく球が多く、
開幕時のような翳りが見え始めてきてしまいました。
救援陣も山口が失投を左中間に運ばれ今季初の自責点を喫するなど大誤算。
後を受けた門倉も8回は後続を絶ちながらも9回は踏ん張り切れず。
直球がほとんど、引っかかったり、抜けて内に入ってきていましたね。
ただここも、原監督の采配や守備の乱れが影響していたのかもしれません。
門倉も突然の登板で、おそらく準備が不十分だったのでしょう。
山口とクルーン以外は、どうも適当な使い回し状態で気の毒です。
加えてあの同点打を許した場面、ラミレスの守備も問題でしたね。
頭を越えられてはいけない場面で前に出すぎです。
なかなか打球に追いつけないのも頭が痛いところ。
さらには遡ること中盤、またしても先発をすっぱり降板させる賭けに出ましたが、
これはあくまでその場凌ぎにしかならず、仮に逆転しても後半の駒不足に繋がってしまいますよね。
打線の爆発はほとんど期待できないので、自ずと接戦になってしまい、
総動員する形をとっても、必ずしも思惑通りに事は進まず、今日みたいな展開になるのです。
選手を信頼するのは良いのですが、成功例だけ見据えていて、
失敗した時のことをほとんど考えていないのはいかがなものでしょうか。
打線は大竹に相性の良い亀井が、2本塁打を放つなど、
再び復調気配が漂い始めましたが、それ以外の1、3、5、6、8回の好機は、
得点圏に走者を置きながらも、毎度お馴染みのあと1本が出ず。
結局、最後も不安定な永川の、フォーク主体の配球をとらえ切れず、
明日以降、自信を取り戻させるような内容になってしまいました。
それにしても、高橋由と阿部が一向に軌道に乗れませんね。
決めにいく以前に自分の打撃を見失っている感じです。
4番の重圧とリードの不甲斐なさによる精神的なスランプが原因でしょうか。
逆に坂本と亀井が好調なことが仇となり、配置転換ができないのがつらいところですね。
広島も拙攻は拙攻でしたが、15安打出た分だけ違いますよね。
守備でも、再三の好守でチームを盛り立てており、
こういった執念の差が勝敗を左右したといっても過言ではないでしょう。

4月も借金3と大変苦しいチーム事情。



 

※選手名は敬称略

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