日本×米国(北京五輪1次リーグ・第7戦/日本4勝3敗=五棵松)
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武蔵
2008年08月21日 01:34 visibility45
負けてもかまわない。だが納得いかない。
先発したダルビッシュは、2回でお役御免となったものの、
弾丸のような鋭い直球と、前回苦労した変化球を丁寧に使い分け、
キューバ戦での不安を払拭する素晴らしい内容で立ち上がりを凌いでくれました。
その後、7回まで5回を投げ切った田中、終盤8、9回を任された川上も、
ほとんど同じような力強い投球で、打たれる雰囲気がほとんどありませんでした。
それぞれ、ミットを突き破るような重い音が、非常に印象に残りましたね。
ただその中で誤算だったのが岩瀬でしょうか。10回はきっちり3人で締めたものの、
初のタイブレーク突入となる11回に、セオリー通りの犠打を意識しすぎてか、
不用意にカウントを取りにいったところを狙い打たれて先制を許すと、
そのまま相手の勢いを止められず、連打を浴び3失点と別人に様変わり。
さらには、ここまで荒木の好捕などで、安定していた守備にも綻びが生じ、
新井が一ゴロの打球処理にもたつき、余計な4点目を謙譲してしまうなど、
慣れない戦い方に戸惑い、焦りからペースを乱してしまったのが痛かったですね。
しかし今日の敗因も、打線が本来の力を発揮できなかったことに尽きますね。
またしても緩急に苦しみ、ゴロの山で攻撃のリズムがまったくつくれず。
3塁まで進める場面もありましたが、昨日の勢いは影を潜めあと1本が遠く。
最終回も、2点を返し、尚も満塁の好機を得ながらも攻め切れず、
いきなり2死を取られたことが響く形になってしまいましたね。
故障で待機していた川崎が出場し、1安打放ったことが唯一の収穫でしょうか。
米国は、マイナー選手で固めていながらも、やはり巧みな試合運びをしてきますね。
打撃陣は終盤までほとんど音沙汰なく、あまり目立ちませんでしたが、
投手陣は日本が嫌がる配球を徹底していた感じが見受けられました。
それにしても、アウトカウントを間違えていることに誰も気づかない事態が発生するとは。
※選手名は敬称略
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