静岡-掛川西の決勝備忘録

今年の高校野球静岡県大会決勝は静岡高校と掛川西高校の県内屈指の名門校対決となり、静岡高校が勝利して、今回の甲子園大会参加校中二番目となる23回目の出場を決めました。

決勝
静岡
001 110 000=3
002 000 000=2
掛川西

この二校、民放各社は決勝初対決と騒いでいましたが、確かに「静岡高校」「掛川西高校」となってからは決勝初対決ですが、旧制中学時代に二度・三試合、静岡県予選決勝で対戦しています。

大正14年
掛川中
000 000 000=0
101 300 03X=8
静岡中

勝った静岡中は先に二勝した方が勝ち抜けの神静予選に進み、二連勝で甲子園を決めます。

昭和2年
掛川中
002 000=2
010 001=2
静岡中
(降雨ドロンゲーム)

雨の中、中止目前の六回裏に静岡中がスクイズで執念の同点。なおも実質サヨナラか、の場面で掛川中が踏ん張り、引き分けとなりました。

再試合
掛川中
000 000 0=(_0)
244 503 =(18)
静岡中

掛川中七回表終了時に試合放棄で公式には静岡中9-0掛川中。勝った静岡中はこの年も神静予選二連勝で甲子園に進みます。

今回も含めると、通算成績は静岡の3勝1分です。掛川西は87年目の敵討ちならずでした。
さて、甲子園大会の都道府県予選決勝で87年ぶりって、全国でも無いのでは?ということで調べたところ、やはり最長でした。また、こちらは他にあるかは調べていませんが、この両校の決勝対戦は大正・昭和・平成すべてで行われていますから、これもなかなか無いのでは?

県予選決勝に限らない広域大会決勝だった地域も含めればこのような大正昭和平成とか決勝再戦最長記録もあるかもしれませんが、ともあれ歴史的な決勝を勝った静岡高校には、甲子園での活躍を期待しています。ちなみに大正14年は甲子園初勝利でベスト8、昭和2年は初戦敗退でした。

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