シューズ選びでテニスが変わる!!
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愛甲霞
2014年10月06日 15:38 visibility248
錦織選手の大活躍で、日本中が湧き上がっています。
つい先日、新しい美容室に行きました。私の日焼けを見抜かれ、テニスをしていることを打ち明けました。、、、(たまにやってます。。。とだけ言った。)
すると、店員のお姉さんは、施術中、終始錦織選手の強さの秘訣について語ってくれました。
アメリカに行ったことや、コーチを変えたこと、今は腰が痛いけど、頑張ってる等々。
それを、聞いていて、テニスをしない人も興味を持っていることが、よくわかったし、
選手の活躍が、こんな風に影響するんだと思い。感動しました。
身体は本当に疲れていると思うけど、引き続き頑張って頂きたいです。
そして、これを機に、他の日本人選手も、もっと注目されるといいな、、と思いました。
さて、今日の本題は、テニスシューズ選びについてです。
現在、お世話になっているグリーンヒルズインドアテニススクールにて、先日テニスシューズ の勉強会が行われ、参加してきました。
(各メーカーの靴を半分にして断面から構造を勉強。)
非常に興味深い内容だったので、お伝えします。
表題の通り、シューズ選びで、テニスが大きく変わると思いましたので、是非参考にして下さい。
それでは、さっそく靴選びのポイントその1
「靴の中で指が動かなければならない!」
テニスのプレー中は、踵が地面についていることはほとんどありません。
そのため、つま先で動きをコントロールすることになります、この時、指に動くスペースがないと、身体全体の動きをセーブしてしまうとのことです。
具体的には、指の動きが制限されると、股関節に影響が出てくるとのことでした。
ですから、足幅にあったサイズを計測し、細すぎるシューズは避けた方がいいようです。
靴選びのポイントその2
「ヒールが高すぎると捻挫する確率が高い!」
これは、選手時代から実感していたことですが、ヒール部分にエアーが内蔵されている厚みのあるシューズは非常に動きにくいです。
私個人の目安は、くるぶしに靴が当たらないことです。今回の勉強会でも、高さのある靴はテニスには適していないとの報告がありました。オム二コートが主流の現在では、テニスの動きは滑るような、横の動きが大部分を占めます。
ヒールの高いシューズは、上からの圧力に耐えうるように、設計されていますが、テニスのプレー中の足の動きにおいて、上から下の使い方はあまりありません。
ヒールが高い靴は横の動きへの対応力が低く、捻挫の原因ともなりますので、ご注意を。
靴選びのポイントその3
「ある程度滑るシューズがおすすめ!」
以前は、オールコート用というシューズが一番主流だったそうですが、現在は、オム二コート用シューズの売れ行きが最も多いとのことです。
オム二コートでプレーをする時に重要なのは、「適度に滑る必要な時に止まる。」シューズです。
試合を観戦していても、滑るフットワークを良く目にします、中にはハードコートでも滑っている選手もいますよね。
これも、先にお話しした、上から下の力ではなく、横の動きが多いため、最終的に滑るような動きで動作を止める必要があるからです。
従って、従来のクレーコート用シューズのように、裏面の凹凸が大きいもので、滑りにくいシューズより、複数の形状の溝で構成されていて、滑ることも想定されたシューズがおすすめです。
具体的にはこんな感じ↓
1のダイヤルのような溝は、中心に力が加わるとしっかり止まれる。
2の溝は通称ヘリーボーン(開きにした魚の骨という意味)で横滑りの動きに対応。
最後にインソールの話。
写真の赤い線で囲っている部分、羽のようになっていて、靴に入れるとフィットする仕組みです。
更に、かかとの部分は、やや細くなっていて厚みもあります。
前述したように、シューズ本体のヒールが高すぎると捻挫の原因になるため、インソールで工夫がしてあります。
インソールの踵部分は、履くとやや、タイトに感じます。これは、踵の脂肪を寄せて、クッション効果を高めるためだそうです。
自分自身の脂肪でクッションを、つくろうという訳です。
これには、驚きました、ナイスアイデア!
実際に履いてみると、踵はきゅっとした感覚で気持ちがよく、つま先は自由があるといった感じです。
こんな風に、テニスシューズはどんどん進化しています。日本のテニス事情に合わせて、各社しのぎを削って開発しているので、皆さんもぜひ、自分にあった一足を見つけて下さい。
今回は大変学びが多かったですが、現役の時はこんな風に考えたことはありませんでした。
指導する立場になると、受講生の方から、どんなシューズが良いのか、どんなラケットがいいのか、質問を受けることが多く、必要に迫られて、、、といった感じでした。
しかし、開発者の方は、細部にわたり、試行錯誤を重ねており、独自の技術やこだわりをもっておられます。それらを理解したうえで、最適なアドバイスが出来るようにするべきです。
また、決して安価ではない、テニス用具を購入して頂く訳ですから、失敗のないよう、検討して頂かなかればならないとも思っています。
テニスの技術だけではなく、道具に関しても奥が深いと痛感していますが、引き続き勉強していきたいと思います。
(^u^)
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