より深いテイクバック、より深いフォワードスイングへ

 
 
 

胸骨体の出し入れ~出して、入れる

胸骨体を出し入れすることで、肩を自然に前後にスライドさせ、ショットにパワーを加える 上体の過剰な捻りが必要なくなるので、ショットも安定する テイクバックで胸骨体を出す。スイングで胸骨体を入れる
 
■胸骨体を出し入れすることで、肩は前後にスライドする

 胸骨体を出し入れすると、人の肩は自然と前後にスライドします。
この肩のスライドを利用すれば、より深いテイクバックや、より深いフォワードスイングへと展開することが可能です。
 

 
○1日5分コツコツ練習『胸のアイソレーション』/ダンス基礎
https://youtu.be/wFALDChmrEU

胸を引っ込めると肩は前に出る。胸を張り出すと肩は後ろに引き下がる。←【最重要】
 
 
 
■上体の過剰な捻りが必要なくなるので、インパクトが安定する

 

 「深いテイクバックなら身体を捻れば同じだろ?」
という疑問も当然わいてきますが、胸骨体出し入れの方がよりメリットが多いと考えています。
具体的には、
1)上半身の過剰な捻りが不要になるため、ボールをより正面で見ることが可能になります。
2)捻り→回転メソッドより、胸骨体出し入れ→肩甲骨スライドメソッドの方が、回転しにくさの指標である慣性モーメントを小さくすることができます
つまり胸骨体出し入れの方が、捻りより回転≒スイングしやすくなります。
 
 
■テイクバックで胸骨体を出す。スイングで胸骨体を入れる
 

 

肩の動きを劇的に良くする動作改善法 Behavior improvement method to improve dramatically the movement of the shoulder
https://youtu.be/aIYKbn8oX5g
声が聞き取りづらいのですが、とんでもなく重要なヒントを語ってます。
 
 
 
○テイクバックで胸骨体を出す
テイクバックでは肩を背中側に引いて(肩甲骨を寄せて)、深いテイクバックを作りたい そのためには胸骨体を出す その結果、肩は背中側に引かれて、自然とテイクバックは深くなる 深いテイクバックはインパクトまでの距離を伸ばし、加速のための助走距離を確保する

レジェンド、ピート・サンプラス。めっちゃ肩が深いwww
 
 
○スイングで胸骨体を入れる
スイング時には、肩のスライドもスイングに参加させ、よりスイング幅を大きく≒助走を長くとりたい そのためには胸骨体を入れる その結果、肩は胸側へと引き出され、自然とスイングは大きくなる

 

サンプラスの象徴といえばこのフィニッシュですが、胸骨体を入れると簡単にマネできますw

同じようにダンクスマッシュも「こんなに簡単なことだったの?」って気づくかも

ダブルスで使う超アングルスマッシュなんかで使わせてもらってますw

 
 
■意識する部位を変えることで、うまくいっちゃう場合がある
 
「わざわざさ~、胸骨体とか意識する必要なくね?
要は肩が前後したらいいんでしょ?
だったら肩を意識すりゃいんじゃね?」
 
それでできちゃう人は、ぜんぜんオッケーです!
人って身体のどの部位を意識するのが得意とか苦手とか、結構、個人差があります。それまでのスポーツ経験や遊びの経験などから、意識が濃い部分と薄い部分がマチマチなんですね。
「肩甲骨を引き寄せろ」というアドバイスもありますが、人って見えない後ろの部分をコントロールすることって苦手なんですよね><
 
また、スイング中に肩を意図的に動かすデメリットもあります。
サーブやフォアハンドストロークでは肩から上腕部をネジってネジり戻す動きが重要であることはよく知られています。
初心者と上級者を比較した場合、最も顕著に差があらわれるのが、実はこの上腕部のネジり運動。上級者はネジりもネジり戻しも大きいことが複数の研究者たちから報告されています。
 
上腕部のネジりが重要 上腕部はネジりの軸とするためなるべく軸をズラしたくない 肩を意図的に動かすことで、上腕部の軸がブレてしまうリスクがある

 なので、できれば肩を動かすという発想は捨てて、
望ましい動きが勝手に引き出されてしまう別の意識を持った方がリスクを低減する可能性が高いです。つまり、「肩を動かす」じゃなくて「胸骨体を出し入れする」ほうが、自然にうまくいっちゃうよという話でした。
 


悪い例としてこの動画の外人さん。

肩に注目すると、上腕部の骨頭部が肩の中で暴れてるのが分かります。


肩の中で腕の骨がガッチンゴッチンぶつかっている状態です。特に肩の上に衝突してます。
これはインピンジメント症候群といって、肩に重篤な痛みを発生させるリスク大ですね><

目に見える動作だからそれを意識しろってのは早計すぎることが多いわけで(「プロネーションしろ」とかね)、動作の原因にアプローチして結果として動作が引き出されるようにするのがコツだったりします。

 
※投球時痛を認めた選手の71%がレイトコッキングフェーズでの痛みという調査報告も。
 
 
■まとめ:超人だけができるんでしょ?ってわけでもない

「私は身体が固いから」、「運動神経が悪いから」。
奥さん!諦めるのはまだ早いです!
(だれが奥さんじゃ)
 

 
無理くり肩をストレッチするより、胸の中心ちょっと上、胸骨体を意識すると
意外と簡単に肩の可動範囲を安全に広げられる場合があります。
身体の仕組みを上手に使って、君も自然にパワーアップだ!!!(絶叫)
 
現場からは以上です。

 

肩甲骨の機能やその効果について

↑立花龍司先生変わらんなあ。おっちゃんオバちゃんとかもうね(笑)

 

ならどうやって肩甲骨の柔軟性を高める?

↑今や気の利いたリトルリーガーなら誰でもやってるサークルスクラッチ(マエケンダンス)

 

 

○関連リンク先:【期間限定】サーブは野球少年から学べ!コーチが教えてくれないマル秘グルグル
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000009305

 

○関連リンク先:サーブの回転量の調整、どうやってる?
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000007984

○関連リンク先:いまどきフォアの打ち方!! 3つの原理原則
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000005314

○関連リンク先:自分の書いた「テニス」に関するブログ
https://labola.jp/user/263055/blog?tag=%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%B9

 

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