
ヒットは投手の責任じゃない?
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はだ じゅん
2008年09月14日 10:54 visibility213
【 いままで投手の責任とみられていた部分が、実はただの運ではないか? 】
― ボロス・マクラッケン ―
■□■□■□■□■□■□ ↓ 本 文 は コ コ か ら ↓ ■□■□■□■□■□■
― 冒頭で紹介した、ボロスの大胆な仮説 ― これは、どうして生まれたのか?
まず、投手の能力を計ることができない。 との意見を目にしたボロス。
彼は、投手が単独でかかわっている数字と、野手の守備がかかわっている
数字をわけて評価してみたわけです。
投手単独の数字と言えば、四死球、奪三振、被本塁打です。
そして、守備が絡む数字は、被安打、失点ですね。
単独の数字を基準にランク付けしてみると、ランキングの上位5名は
メジャーリーグのトップ5の投手でした。
― では、ほかの数字には何か意味があるのだろうか? ―
単独の数字だけで、ベストの投手を選びだせるのです。
日本でも同じですが、単独の数字。 奪三振や四球などは、安定しています。
極端に三振が多い年と少ない年がある投手は、いません。
逆に防御率や被安打などを見ると、浮き沈みが激しいことがわかります。
安定した防御率を残している、投手もいますが、彼らは特別な存在です。
要するに三振が多くとれたり、四球が少なかったりする投手です。
単独の数字で、いい成績を残している投手ばかりなのです。
一般的に素晴らしい投手は、打たせてアウトを取るのがうまいと言われたり
なかなかヒットが打てないと言われます。
しかし本当にそうなら、なぜ安定した被打率を残せないのでしょう?
そこで冒頭の仮説が浮かび上がったわけです。
ホームラン以外のフェアボールは、ヒットになろうと投手の責任ではない。
この仮説に当然抗議が殺到。 しかし、この仮説が間違いと証明できる
根拠は、誰も見つけることはできなかったのです。
あなたはできますか?
この発言にデータ野球の権威、ビル・ジェイムズは
「 若干の問題点を除けば、ボロスの説は正しいと確信している 」
若干の問題点。 あなたはわかりますか?
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- 事務局に通報しました。

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