「階段を切る」ということ

指導する上でのキッズ世代は、
「まだサッカーが好きでないし、上手くなりたいと思ってない」
「説明を聞かない、聞いても理解できない、理解したことは極端にやろうとしてしまう」
「集中し辛く、飽きやすいが、興味のあることには恐ろしく集中する」
って感じでしょうか。
特にU-8なんて、こういう生き物(?)だと理解して挑まないと、やってられません(笑)。

そんな彼らに対する時、大事にしているのは、
「壁に対し細かい階段を切る」こと。
指導者には、適切な階段を切れること、
それも、いろんな種類の楽しい階段を切れることが、とても大事な要素だと思う。
そのためには、知識だけではだめで、観察とアイディアが必要と思う。

10回もできないリフティングをやっても楽しくないし効果的じゃない。
違うことをやってるうちに、リフティング20回できるようになる準備ができる。
それからリフティングはやればいい。

U-8が重い4号球でキック練習、「足の甲でね、軸足をしっかり踏み込んで・・・」。
えー、まだスキップももち蹴りもできない子に?
今蹴れることが大事じゃない、蹴れるようになるために今やっておくべきことをしておきたい。

階段メニュー、やはりコーディネーション系が多くなる。
でもって、子どもを観察していろいろ考えた階段メニューを、
プロのサルチームがやってたりするから面白い。

階段が上手く切れた時、子ども達はちゃんとフィードバックしてくれる。
夢中な表情と、「見て見てコーチ、僕できたよ、できた!」の声で。

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