生アーセナル<2>

アーセナルの本日の布陣:

GK アルムニア(スペイン)
DF(右から) サーニャ(フランス) トゥーレ(コートジボアール) ギャラス(フランス) クリシ(フランス)
守備的MF ディアッラ(フランス) デニウソン(ブラジル) 
攻撃的MF ロシツキ(チェコ) ウォルコット(イングランド) エブエ(コートジボアール)
FW アデバヨール(トーゴ)

こう見るとイングランド出身の選手が1人しかいない。
他はフランス4人 コートジボアール2人 ブラジル、スペイン、チェコ、トーゴが一人ずつ。
今日はプレイしなかったがセスク・ファブレガスがスペイン、ダ・シルバがクロアチア、ファン・ベルシがオランダ出身。 シーズン前に登録された27人の内イングランドを国籍に持つ選手は3人しかいない。

アーセナルの攻撃パターンは主に3つ。
1.左サイドからの崩し:今日は前半はロシツキー後半はウォルコットがこれを務めた。
2.右サイドからの崩し:今日はエブエがこれを務めた。
これらには当然アデバヨール、ウォルコットが絡み、常に三角形を作って攻める。
3.中央から:中心はもちろんアデバヨール。剛のドログバに対し、柔のアデバヨール。アデバヨールの懐の深いプレイはとても楽しい。 それに足技に優れスピードのあるウォルコットが絡み、ドリブル、壁パス、スルーパスと多彩な技で攻め立て、サイド、ボランチの選手がオーバーラップして行く。
これらに個人技とセットプレイも当然であるが攻撃パターンのオプションとなる。(強いチームは「個人技」が他のチームに圧倒的に優れ、多くの試合でこの差が勝負を決めてしまう。日本代表が勝ちきれないのは正にここに問題がある。)

そして、今のアーセナルでは8番をつけたディアッラがキープレイヤーとなり、攻守の繋ぎ役を果たしている。まず個人技は抜群。ボールのちらし、スペースのケア、攻撃のサポート。すべてスーパーなレベルでスタジアムから見ていてアーセナルのほとんどのプレイはこの8番を経由して行くのが見て取れた。

今日の相手、ウィガンは正しくこの8番を徹底的にマークし、後半80分過ぎまで健闘したのであった。<続く>

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