気になるチーム同士の戦い
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ラスタマン
2006年09月10日 07:59 visibility73
気になるチーム同士の戦いなので非常に楽しみにしていたが、内容は「う〜む」。
まずFC東京。10日間のインターバルで戦術も体調も相当高まると思っていたが、全くダメ。
言い訳にならないが、怪我人が多すぎる。茂庭、増嶋がケガでCBに苦肉の策で藤山を起用するが昨日もPKを謙譲してしまう。左サイドバックに伊野波を置いていたが、DFの安定を考えるのであれば彼をCBにして左に藤山の方が良かった。
中盤。今野、鈴木ノリオ、宮沢とケガ。で、ボランチの位置に三浦文丈、少し上がり目に梶山陽平、トップ下に馬場。今野がいないのが一番つらい。文丈は運動量が少なく、ボールを拾えない。清水商、筑波大、日産自動車・横浜Fマリノスとサッカー界のエリートコースを歩んできた彼も36才。今シーズンがラストシーズンとなる可能性大だろう。 92年バルセロナオリンピック予選のバーレーン戦、日本代表は6−1で圧勝するのだが、前線でハットトリックを決めたのが文丈だった(もともと彼はウィングだった)。NHKの解説者が珍しく6点も取った代表に感嘆の声を上げていたのが忘れられない。Jリーグの出来る前の代表はバーレーンあたりに圧勝すること自体が珍しかった。
陽平は相変わらず妖しいプレイ。
ドリブルで相手陣深く進入し、さぁ、センタリング、得点のチャンスか、と観客全体が半立ちになった瞬間、ドリブルが大きすぎてゴールラインを割ってしまう。かと思えば、広い視野から50mくらいのパスを平気で通す。北京オリンピック代表でトップ下を担おうという彼であるが、もう一皮向けたらすごい選手になれると思うのだが。
FW。ルーカスはまずまず。戸田は苦しいね。決定的なチャンスを外したし。文丈同様今シーズンが最後かも知れない。川口とプレイスタイルがダブルのが苦しい。右サイド、石川直。元気な彼がカモシカのように走っているだけでうれしいのだが、単独の突破だけでなく、中盤の選手と右サイドバックの徳永とトライアングルを作ってコンビネーションで崩すことをもっと考えて欲しい。マガジンでジェレミさんも絶賛するこの逸材ももう25才。世界基準で見れば「脂がのった」年齢である。
結果は3−1の惨敗で試合後サポーターからもブーイングが出たが、下を向いても仕方ない。時節はもっと調子の出ない京都。ここで何とか勝ち点3を確保して欲しい。
そのためには?「運動量」ですよ、「運動量」。それも相手ゴールに向かう。怪我人が戻ってくるまではそれしかないのよ。
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