あと5分/順当な結果

あと5分時間があったら結果はどうなったからわからないですが、勝負事にたら、れば、は禁句。

今年の入れ替え戦はジュビロ磐田がベガルタ仙台を順当に退けた。
松浦というラッキーボーイが出てきたのは短期決戦では大きかったし(ジュビロサポーターからすれば「あれが松浦の実力」ということかも知れませんが)、何よりも個々の選手のタレントという面でジュビロの方が仙台を上回っていた。

仙台も中盤できっちりゲームを作り、リャン、中島、関口がテクニックとスピードで右サイドを崩すという型を持っており非常にいいチームだった。
11月に味スタ(天皇杯)でFC東京vs仙台の試合を見たが、その時も試合内容(質)は完全に仙台の方が上で、観戦していたオシムをして「どちらがJ1だか・・・」と言わしめてしまった内容だった。
ただ、今回を入れ替え戦では全て「常識的」過ぎた。顕著だったのは2試合目の終盤。0−2で負けている場面で最後の最後まで無理攻めをしなかったこと。あの場面は残り10分を切った時点で全員攻撃をかけてもよかった。プレイがきれい過ぎたのだ。(リャンのFKが決まったのが遅かった。あと5分あったら結果はどうなっていたかわからなかった)
あとはFWにタレントがいなかった。シーズン中よりゲームは作るが点が取れない試合が多かったが最後までこの点で苦しんでしまった。

これで最後の入れ替え戦が終わった。
来シーズンからJ1、J2とも18チームで3チームが自動降格/昇格する。「見せもの」としての入れ替え戦がなくなるのは淋しいが、リーグ戦の1試合、1得点、1失点の重みがより増す。サッカーで最も重要な「リーグ」での戦いが来季更に白熱するに違いない。

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