山形らしい

山形らしい試合運び、勝ち方だった。


守備に軸足を置き90分間戦い続ける。ミスをしないように集中し、一瞬のチャンスを逃さずに得点をして1−0で勝つことを目指す。


それを1シーズンし続けてきたのが今季の山形だ。


 


この試合、降格争いの気持の入った試合を観られるかと期待し、TVの前でキックオフの19時を待った。


 


試合の方は双方クリーンな戦いをしたこともあり、期待したほどの肉弾戦にはならなかったが、上記「一瞬のチャンス」を逃さなかった山形の戦いを非常に楽しめた。一方柏は苦しくなった。


 


一瞬のチャンスを演出した、演出してしまった、のは山形の古橋と柏のDFラインだった。


まず古橋。相手のセットプレイのクリアボールを自陣左前で宮沢が拾い、味方にパス。相手ゴールへ始動を始める。その味方から自軍右前にいた古橋へ戻し気味のパス。この時点で宮沢はセンターラインあたりを縦に走っていたのだろう。


広い視野を確保している古橋は柏の選手(25の近藤?)を自分にひきつけておき、うまいトラップで3m程度前にボールを置き、その柏の選手との入れ替わりに成功。柏DFラインの裏へ見事なロングボールを入れる。一瞬オフサイドかと思ったが、柏の一番手前の選手が残っており(要は柏の最終ラインが揃っていなかった)、自陣より長駆走って来た宮沢が左足で見事なトラップをし菅野を外し、効き足でない右足で無人のゴールへシュートを蹴り込んだ。遠く山形からかけつけたサポーターで埋まったゴール裏は歓喜の渦となった。


 


あとは山形のGK清水。柏の決定的なシュートをことごとく防ぎきった。この試合のMVPは清水だと思う。


 


山形、J1残留を決めたか?

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