小瀬劇場、幕完全に開かず。

J2は自宅のTVで見られないので、都心のこじんまりしたスポーツバーに「観戦」に行った。(どうでもいいことだけど、そのスポーツバー、歌舞伎町にあるんだけどお客さんは小生含めて7名。キャパは25名程度の小ぶりなお店ながら、経営は大丈夫か?と要らんことを考えてしまった。)


 


大木監督時代の甲府のショートパスサッカーに魅せられて以来、甲府は好きなチームなのでこの試合は甲府を応援した。が、小瀬劇場の幕は完全には開かなかった。


 


最後のGK阿部の飛び出しはFKをアジエルが蹴った瞬間に「出過ぎ」だとわかった。坂本のシュートは見事だったけれど、甲府にとっては最後の最後で残念な結果となってしまった。


 


試合の方は立ち上がりの10数分以外は甲府が支配した。(その間に2失点してしまったわけだけれど。この時間帯、甲府の選手が前がかりになり過ぎてしまい、アジエル、田原、中村といった危ない選手へのリスクマネジメントが出来ていなかったのが本当に惜しかった。順位で下な甲府だったから仕方ない面があったけれど。)


 


その要因は藤田と林の存在だった。


中盤の底でボールをさばく林とそれを決定的なパスを交えながらFWに近い位置で行う藤田。まわりがバタバタし始めるとボールをすっと落ち着かせてフリーの味方にさばく。それだけで試合が甲府ペースになるから不思議だ。


 


この2人と石原、倉貫(現徳島)、茂原(あぁ、今彼はいずこに?)の3人が織りなした「あの小瀬劇場」の幕は今回は開かなかった。あのチーム、強力なフォワードがいたら今でもJ1にいられたと思う。


 


でも、湘南との勝ち点はまだ3。湘南の残り2試合の相手は草津(ホーム)と水戸(アウェイ)。甲府は岡山(アウェイ)と熊本(ホーム)。甲府、2連勝・勝ち点6は十分可能だ。湘南は最終節の水戸のアウェイが最後の関門だろう。J1と同様、まだまだドラマがありそうだ。

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