ジーコ時代の日本代表を振り返る(その4)

グズグズしていたから、新しい日本代表が発表となったというのに、まだこんなことを書いている。

でも、記録の意味もこめ、書き進めよう。

 

ジーコ退任会見。2006年6月26日。最後まで彼らしい(?)低レベルな内容だった。

 

・「ワールドカップで強く感じたのは体格の違い。」

・「体格面について、これから考えていかなくてはいけない。」

・「今回、試合が終わった後、宿舎に移動するバスの中でさえ日本の選手はアイシングをしていたが、ほかのチームでこれほどの選手がアイシングをしながらバスに乗り込む場面は見られなかった。ほかの国々は、どういうケア、ケガの予防をしているのか。世界の最先端に接して欲しい。」

・「オーストラリア戦後、宮本と話したが、いつもと疲れ方がまったく違ったそうだ。特にふくらはぎ。」

 

論評する値もない内容だが、紛れもなくこれがこの指揮官の最後の会見の内容なのだ。

 

・体格の違い?・・・そんなこと、あなたの就任時、いや、就任前、いや、あなたが住友金属に来たときには既に明らかだったのではないのか? 日本(人)が体格に劣るということは所与のもので、それを前提として世界に対抗できるチームを作る。そんな基本的なことさえ理解できていなかったのか?

・体格面についてこれから考える?・・・同上。あなたが4年間も無為無策で過ごした証左ですね。

・アイシング?ふくらはぎ?・・・どう反論したらいいのか?あまりに瑣末(さまつ)な内容。こんなこと、この会見で語るべき内容なのか?こんな指揮官に代表の貴重な4年間を任せてしまって来たのか?(しかもフィジカルコーチはあなたが選んだ方だったでしょう?)

 

その会見場で記者の方がどれほどの質問、突っ込み、反論をしたのかは殆ど伝わっていない。あまりにひどい内容に反論の気力すらうせたのか?

非常に寂しい最後の会見だった。 (つづく)

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