未来が見える引き分け
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ラスタマン
2008年03月31日 06:29 visibility43
昨年のFC東京は未来が全く見えず、毎試合スタジアムに行くのが苦だった。
今年は違う。現時点で怪我人は多いが(エメルソン、梶山、石川、ブルーノ・クアドロス)、チーム全体が新しい指揮官のもと、非常に活性化している。土曜の小平グランドで城福監督と立ち話ができたが、小柄な方ながらも非常にエネルギーを感じた。選手も同じことを感じているのだろう。
この日の試合も心配していた。相手は粒の揃った京都。ベンチも加藤久ちゃんを中心に非常にまとまっている。日記で2−1!などと書いたが、本心は引き分けが妥当。CBが崩れたら負けもありうると思っていた。で、結果3−3。悪くはなかった。
以下雑感を:
1.試合全体としてはベストメンバーの京都に対し4人のレギュラーを欠いて引き分けられたのはよかった。「ホームなのに」という声ももちろろんあろうが、欲を言ってはいけない。1年やそこらで鹿島、G大阪、浦和、川崎、清水などと御(ぎょ)せるチームを作ることはできない。今シーズンは中位くらいで十分、上位に食い込めたらラッキーくらいに思っていたほうがいい。
2.カボレ:グアムキャンプ終了後にチームに合流したため、コンディションも連携もまだまだなのだろうが、やはりKリーグ得点王、可能性を感じる。長いリーチを活かしたボールキープがうまいが、恐らくこの選手が一番得意としてるのは速攻の場面で後ろからの味方のフィード(できれがグラウンダーのパスがベスト)をうまくトラップし、一瞬のスピードとテクニックで背中にしょっている相手DFを抜き去り、GKと一対一でシュート、というものではないか?今日の試合でも後半そのような場面が1回あった(残念ながらトラップが相手DFの足にわずかに触れボールはタッチを割ってしまった)。また、開幕の神戸戦でも2回そのような場面があった。 今後に期待である。
3.大竹:身長165cm。左利きのテクニシャン。ユースからの昇格。人気が出ないわけがない。いわゆるファンタジスタ系の選手で「お金が取れる」選手である。体格も経験もないので1シーズンフルに戦うのはまだ難しかろうが、貴重なサブメンバーとなろう。
4.<苦言を>今日もCBは安定しなかった。吉本は精神的に安定していない、というか自信がない。昨シーズンの開幕戦、広島の佐藤寿人にちんちんにやられて前半で交代したという悪い思い出があるがそれを引きずっているのだろう。塩田、茂庭(この日はオバカもあったが)、今野という名手に囲まれてプレイするのはそれだけでプレッシャーだろうが、ここは「経験を積んでいく」しかない。ベンチもこの選手を起用するのは怖かろうが、使って育てていく方針なのだろう。そういう意味でも城福氏は肝が座っているといえる。
4人のレギュラーを欠いても、DFが不安定でもリーグでは1勝2分け。今週横浜(水曜)、札幌(土曜)と連戦になるが、ここで勝ち点を4以上奪いたい。札幌戦は参戦予定である。
- 事務局に通報しました。
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