ドイツにて(その4) I Believe Zico? 

 I Believe Zico!

日本代表vsクロアチアの試合前、ニュルンベルグのスタジアムの外をぶらついているとかようなメッセージを書いた大きな紙を自分の前に掲げ、歩いている若い日本人を見た。

彼は一体誰に何を訴えたかったのだろう?

1.ドイツで日本代表のブラジル人監督ジーコに英語で?

2.そして、「僕はジーコを信じる?」

1について:そのセンスを疑う。ドイツまで何をしにキタのか?と疑いたくなる緊張感のない日本人の多い中、自分のメッセージを伝えたい、という意志は尊重する。しかし、センスの悪いメッセージの伝え方をこころみるとこのような突っ込みを許すことになる。

2について:ジーコのどこをどのように評価するのか?彼はジーコが監督をして来た4年間、何を見てきたのか? 物事が明らかにダメな方向、自分の意にそぐわない方向、に行った時、よく我々日本人は「・・・と信じています。」という。しかし、そこには往々にして根拠はない。根拠がないからこそ「信じている」という強い意志を伴う動詞を使い、自分の不安をかき消そうとするのだ。物事を盲目的に信じてはいけない。その結果が1分2敗・勝ち点1・得点2・失点7という成績なのだ。

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