プダペストの夜はブーイングに包まれ みたいな

ワールドカップ欧州予選 グループ1 第8節
ハンガリー対ポルトガル
     0 − 1

7節を終えて

1位 デンマーク  勝ち点17
2位 ハンガリー      13
3位 スウェーデン      12
4位 ポルトガル      10

ハンガリー戦2 マルタ戦1 を残す3試合を全勝 
プラス スウェーデンの負けを期待するしかないポルトガルです。

一方ハンガリーは負けなければオッケー つーことで
ひどく消極的な策に打って出るクーマンです。
あのクーマンの兄貴だってさ。
しかし とんでもなく裏目に出ちゃってガックシw
ハンガリー最高のスーパー・スター プスカシュの名を冠したスタジアムは
終了の笛と同時にブーイングに包まれました。



追い込まれて後がないポルトガルは さすがに硬い立ち上がりで
特に左SB デューダが機能しません。
デューダには転職を勧めるしかなかったりして (チョイチョイチョイ!
代表では不発の核弾頭状態のクリ坊も スペースを与えてもらえず
ストレスが溜まりまくりです。
ボールを持ちたいなら持たせておけばいいさ
きっと何も出来ずに終わるから
と序盤はクーマンの思惑通りでした。

しかし10分 ひょんなことでポルトガルに先制点が転がり込みます。
ゴールも遠いし ドサクサ紛れに倒してやれ
と簡単に与えたFKでしたが
デコが蹴ってペペが合わせてクーマン唖然。
ただしまだ時間帯が早いせいか 一向にやり方を変えません。
早目に反撃に出て追加点を食らうのが怖いみたい。
だってドローでオッケーなんだからリスクを冒す必要もない。
1点ぐらいならなんとかなりそうだし つースタンス?


とか言ってたらデンマークが先制のニュース。
またもベントナーだってさ。
このまま行ったら勝ち点20で1位抜け最有力。
ポルトガルはスウェーデンと2位争いか・・・


ポルトガルもタナボタの1点で一挙に余裕が出たのか
ハンガリーを軽くいなし始めます。
そこへ持って来てデコが負傷交代。
両者とも消極的な展開に突入しちゃってスタディオ・プスカシュはモヤモヤ感満載。
ファイトを促す観客がチームに活を入れるコールをするんだけど
ダッ ドゥッ ドッ!! (blank) ダッ ドゥッ ドッ!! (blank) ダッ ドゥッ ドッ!! (blank) 
みたいなカンジで何を言ってるんだかよく分かりませんが
なんか凄い音圧です。音波砲みたい。


さすがにコレに応えて 取り敢えず1点取りに行く後半かと思いましたが
そーでもない。
つーか 元々攻め手がないみたい このチーム。
セット・プレーでなんとかなれば御の字 みたいなノリ。
ラスト10分でようやくパワー・プレーっぽくなったけど
時すでに遅し どんだけ無駄な時間を費やしたんだよ〜
とでも突っ込むしかない。

ここではスウェーデンにも負けてるらしいから
ホームの重圧に弱いタイプなんでしょうね。
つーか そーゆーチームにしちゃったクーマン兄の責任。
こんなヘタレな戦い方には天国のプスカシュもご立腹でしょう。
マジック・マジャールと畏怖されたかつてのハンガリー代表は
トータル・フットボール生みの親とされるミケルスが目標としたチームでしたが
今ではこの体たらく。
せいぜい ハル・シティとかQPRとかカーディフあたりにいる小粒な選手揃いじゃしょーがないか。


プスカシュって You Tubeを探したらありました。
ほんと 小太りで見かけはパッとしないんだけど
足に吸い付くようなボール扱いは驚異です。
DFが詰めてもスイスイかわして行っちゃう。











 


ところで デンマークはその後アルバニアに追い付かれ ドローで勝ち点18。
スウェーデンはマルタに大勝で勝ち点15の2位。
次は両者が直接対決。
スウェーデンが勝っちゃうと18並び。
ポルトガルがハンガリーに連勝しても16。
最終節は デンマーク対ハンガリー 
       スウェーデン対アルバニア
       ポルトガル対マルタ
1位と2位が躓かない限り ポルトガルの予選通過は危うい状況が続きます。
ハンガリーはプスカシュの逆鱗に触れて脱落ですかね。       



 

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