
ジェームズ・ボンドとポーカーとオヤジ・オシム
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カジュアル一騎
2008年11月22日 00:02 visibility130
wowowでやってた「カジノ・ロワイヤル」を見ました。
ショーン・コネリー時代の中期からケレンに走りすぎ
ロジャー・ムーアの頃には失笑を買い
ピアーズ・ブロスナンでちょっと盛り返し
現ボンド ダニエル・クレイグでスパイ・アクション物の原点に戻ったと
好評価を得た作品です。
確かに 冒頭のアクション・シーンといい
中盤までは見せ場も盛り沢山で引き付けますが
肝心のカジノのシーンからは やや失速気味。
ポーカーで勝負をする つー設定なので
映画的には地味にならざるを得ないのは仕方ないか。
しかし このカジノ
原作ではフランスの設定だったらしいですけど
この映画ではモンテネグロだってさ。
(実際のロケはチェコで行われたらしいが それはスルー)
東西冷戦時代が背景の原作からすると
旧ユーゴはスパイが暗躍する舞台としては外せない地域。
そこで大金を賭けたポーカー(原作はバカラ)に挑むボンドつーことらしいです。
敵役のル・シフルは数学の天才で
相手の役が自分の役を上回ってるかどうかの確率を瞬時に計算し
それを元に勝負を進めて行くからメチャメチャ強い つー設定。
ポーカーで確実に勝つには山勘やブラフじゃなくて確率なんですね。
大胆な勝負に出るのも降りるのも数字の裏づけがあってこそ。
数学の天才には勝てないよ。
(ま 映画だからボンドはその天才に勝っちゃうんだけど)
ジェフのトルコ・キャンプでは オヤジ・オシムもコーチや通訳を集めては
なんちゃら言うカード・ゲームばっかやってたらしい。
本業のみならず このカード・ゲームでも負けず嫌いを発揮し
連戦連勝だったと伝えられてます。
根っからの勝負師であると同時に 数学専攻でもありましたから
いい役が作れる確率を瞬時に計算してたりして。
他のメンツが敵うワケないわな。
ところでこのトルコ つーのも肝です。
旧ユーゴとトルコの結びつき。
トルコでキャンプすると初めて聞いたときは 単に気候がいいから
くらいしか想像がつきませんでした。
今は飛行機で移動するのでピンと来なかったんです。
昔はオリエント急行だったんでしょうね。
夕方出発すると 翌日の午後にはトルコに着きます。
東京から夜行寝台で九州のキャンプ地に向かうようなもんですかね。
車中はヒマなもんだから なんちゃら言うカード・ゲームばっかだったりして
そこでも1人勝ちのオシムであった みたいな
オヤジ・オシムの若かりし頃
旧ユーゴの選手はオリエント急行で移動してたのでは?
つーヒントをくれたのが またもジェームズ・ボンド。
けっこう役に立ちます 007。
シリーズの中では最高傑作とのウワサの高い「ロシアより愛を込めて」
イスタンブールのソ連大使館から暗号解読器を盗み出し
オリエント急行で西側へ戻る つーくだりですね。
パリ行きなんだから 上りじゃね?
とか言わないの
旧ユーゴで 駐在する英国の連絡員と落ち合ってブツを渡す算段なんですが
そこはクロアチアのザグレブ。
63年公開の映画なので68年生まれのボバンはもちろんこの世に存在しません。
40年以上も前にザグレブの駅が多くの日本人の目に触れてた
てのも不思議な気がします。
まぁ クロアチアだのザグレブだの言われたって
当時のほとんどの日本人がスルーしてただろうけど
そんな日本人を尻目にジェームズ・ボンドはロバート・ショー扮する殺し屋を倒し
ヘリコプターを撃ち落とし警備艇を沈め アドリア海を突っ切ってベニスに到着。
カレオツカレオツ
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