「バルセロナ2-0ベンフィカ 10回に1度は」 ???


http://oikose.at.webry.info/200604/article_7.html

「バルセロナ2−0ベンフィカ 10回に一度は、、、」

からチョット横道にそれますが、、、

 

スポーツ関係のメディアの基本的な勘違いについて

サッカー、野球、競馬などなど、シーズンが始まる前、

大きな大会が始まる前、順位予想や優勝候補を

アレコレ並べ替えてはあーでもないこーでもない、と。
ま、それがお仕事なのは解ります。
昨日も出てました。

ジャイアンツが開幕3カード勝ち越した場合のV予想、なんと87.5% !!
スゴイ数字です。もう優勝したも同然?みたいな、、、

ちょっと待ってください。
相手が存在するゲームの場合、



例えば過去の勝率はその時点までの「実績」であって、
その勝率が未来永劫まで続く「可能性」ではありません。

(そりゃあたりまいだぁ!!)
ある日を境に全然勝てなくなる、なーんてことはよく聞く話です。
なのにメディアの方々と来たら、

単なる過去のデータを多少の変動はあるかもしれないが、
将来の予想に簡単に当てはめて使ってますよね。
曰く「最下位相手だから明日も楽勝」とか

「3割打者だからここで1本出そうです」とか

「コーナーキックからだと3本に1本はゴールが生まれる計算です」とか、、、、
そんなにウマク行きますか?

それをふまえた上で論外な話

かつて、元代表監督の岡田さんは




アルゼンチンとの対戦が決まった時
「10回当たって、一度勝てるか、という相手でしょう。

その1回を引いてくればいい」
みたいなこと言ってましたが、「オイオイ!!」です。
1回でも勝ったことある相手ならともかく、

そんなこと言っちゃってイイの?
100回に1回でもムリっぽい。
WBCで優勝したとか、自動車製造でGM,Fordを脅かしてるとか

イイ気になってるけど、
頑張れば何とかなる、つーレベルじゃないと思うんですが。

サイコロだったらある一定の時期、出る目は偏るかもしれないが、


延々と続ける内に出目の確率は均一に近づきます。

しかし、サイコロ振ってるのと違います。
日本 対 アルゼンチン は、ことサッカーに関しては、

差を縮めることは可能でも、並んだり追い抜いたりする日は

いつになることやら。

アルゼンチンばかりあげつらうワケではありません。
ブラジルにしろオランダ、フランスなど次元の違う国と比べても、


同じだと思います。
「ブラジルには勝ったじゃないか」「コンフェデで引き分けたよ」

と反論が来そうですが、
「マイアミの奇跡」は奇跡、いや、珍事件、コンフェデは親善試合。
本気モードのときはスゴイですよ、あの人たち。

テクニック、タクティクス、スピード、全然違います。
ジェフ千葉がオシムさんによって優勝争いに加われるようになった、
みたいに監督を替えればどうにかなる、つーもんじゃありません。

メンタリティ、フィジカル、プライド、伝統の力、強烈です。
おまけに、マリーシア、ずるさもあります。

そこそこやれたんだから、それでいいじゃない?
と、笑って済ませれば、、、、

真剣になればなるほど、彼我の差に愕然とするしかないんですから。
「いずれはW.cupで優勝」とか言ってる














川淵さんの戯言に付き合う気は無いです。
ムラっ気さえ無くなれば最強なのはアフリカ勢。
だって、アフリカ勢と来たらブラジル、アルゼンチンあたりでさえ、

一番警戒してるらしいですよ。




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