四級審判

 今日、四級審判講習を受講した。



 所属する草サッカーリーグで「主審、副審をするのは有資格者で
あること」という規則が来年度から出来る。だから、チームのメン
バーに、「四級審判資格を取得するように」と言っていたが、自分
が取らねば説得力がないからだ。


 


 購入したのか忘れたほど昔のルールブックを一度、ざっと読んだ
だけ。ずっとサッカーをしているし、草サッカーで主審や副審の経
験もあるし、サッカーを見続けているからいろんな珍しいケースも
知っている。だから、四級審判なんて楽勝だと思ってた。
 前日、ネットでどんな問題がでるのかチェックすると、なんとボ
ールの大きさ、圧力、グラウンドの大きさ、ゴールの大きさなどの
数字が必須という記述を発見。そんな細かいことは全然知らない。
確かにルール以前の基本かもしれないと思い、一夜漬けで覚える。


 


 講習会場は、横浜国際競技場の地下にある会議室。ここはスポー
ツリハビリで有名な施設があるところ。昔、ひどい捻挫や肉離れで
悩んでいた時によく通った場所だ。懐かしい。


 


 会場に到着すると、受付周りに高校生が多い。おそらく1年生か。
学校で取らされるのだろう。あと、大きな荷物をもった若い女性が
多い。普通、四級審判というと、地区大会等で持ち回りで審判をす
る高校生か、小学生の親が多いと聞くのだが。後で分かったが、女
子一級審判講習も隣の会場で行われていたのだった。大きな荷物は
審判用具だったのか。彼女らは、なでしこリーグで笛を吹く人たち
である。


 


 さて、講習が始まる。知らないことがあったのでためになる。例
えば、ルール上ではドロップボールの時は何人で対応してもいいと
か。これは普通1対1とか、多くは一人で蹴って相手にボールを渡
すものだと思っていたから。あと、コーナーキックのときは、コー
ナーアークからボールが出なくても、少しでもボールが動けばイン
プレーになるとか。つまり、最初にコーナーキックを蹴る人が、ボ
ールを少しつついたら、隣の味方がそこからドリブルしてもいいと
いうことである。講習を受けて良かった。


 


 ルールブックに掲載されていない、疑問に思っていることも質問
する。スローインのときに早いリスタートで、タッチラインより手
前からスローをすることがあるが、どのくらいタッチラインから離
れていても許容範囲なのかとか(約1メートル)。
 あと、スタンディングタックルなどで、イーブンのボールでタッ
チラインに出たときのジャッジのコツとか。これは、判断できなく
ても、「えいやっ」で直ちに自信持って判断すべきと言われた。今
までは経験上、守備側に有利にジャッジしていたのだが。


 


 体力テストは無かった。高校生には勝てないが、普通の人よりは
走れる自信があったのだが、これはちょっと残念。



 最後にテストがあったが、まったく数字は出ず。普通の「このケ
ースではどうか」というジャッジ系の問題ばかり。しかも、回答後
は自己採点。四級審判クラスなので全問正解を目指すも2問間違う。
1問は、昔とルールが変更した設問。もう1問は、以前に見たことが
ある映像のジャッジで回答したが、それが間違っていたとのこと。
残念。


 


 で、結局のところ「四級審判講習」という名の通り、落とすため
の試験ではなく、受講したら全員受かるというものだった。
 拍子抜け。


 


 ともかく、これでチームで取得していないメンバーに対して、強
く、四級審判を取得するように指示できる立場になってしまった。
明日は公式戦。とりあえず自慢しよう(笑)。

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