カメルーン

 カメルーンのコーナーキックの時、川島の前に立ったエトーに
対して、川島が「エトーのマークはだれがつくんだ!」と叫んで
いたときの、エトーの表情が、意外とかわいかった。エトーって
笑顔は愛嬌あるのね。


 


 「前回大会と違うところは、中澤だけでなく、闘莉王もいること
です」って解説する山本さん。NHKのスタジオには、前回大会のと
きに中澤と組んだ人がゲストにいるのですけれど。多分、スタジオ
で宮本は「いやあ、ぼくは高さはないですから」と苦笑いしていた
のだろう。


 


ってことはどうでもよく。


 


 先制したとき、ドイツ大会のブラジル戦がよぎった。
 ここからカメルーンが本気全開で、ハーフタイムまでに追いつかれ、
後半にはポンポン失点を重ねるのかと……。


 


 後半、カメルーンがロングボールを入れてきたとき、同じくオース
トラリア戦がよぎった。
  ここから、逆転されるのかと……。


 


 でも、「カテナチオか!」ってくらい守りきった後半ラスト20分く
らいの日本。イタリアのような、こんな試合もできるようになったん
だなあ。終了間際の川島のビッグセーブで勝利を確信することができ
た。


 


 とにかく、ドイツ大会のトラウマから逃れることができた。


 



 日本以外の国にとっては、多分つまらない試合だったのだと思う。


 「汚く勝つなら、美しく負けるほうを選ぶ。」 って言ったクライフ。
ヨーロッパのサッカーを見ている、当事者でない立場の自分からすれば、
今まで「なるほど」とも思っていたけれど、当事者である今回ばかりは、
そんなメンタルはない。やっぱりどんな勝ち方でも勝つほうを選びたい。


 



正直勝てないと思っていた。
でも、
朝から腕にサムライブルーリングを付けて、
夕食にはカップ焼きそば「俺の塩 代表バージョン」を食べ、
たまたま手にした代表ユニ(1998年炎バージョン)を着て、
勝ちピーとW杯仕様のコカコーラを用意して、
とりあえず、自分ができる応援態勢で放送に望んだ。


 



オランダ戦以降も、できる限りの応援はしよう。
少なくとも、これでグループステージ最後まで楽しめる。

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