パチューカ

　正直な話、ＣＷＣ本大会でアデレードに負けて、「アジアチャ
ンピオンなのに、マンＵと戦えない大会レギュレーションって
どうよ」と思い悩む展開も十分にあり得ると思っていた。
　でも、アデレードになんとか勝つことが出来て、マンＵへの挑
戦権を得ることが出来た。
　マンＵには、ボコボコにされたけれど、殴られっぱなしではな
かった。
　そして、パチューカには後半なんとかしのいで勝つことができ
た。最後の最後に相手コーナーで時間稼ぎをしたけれど、もうバ
テバテだったから、仕方がないのかな。それはちょっと残念だけ
ど。播戸、かなり頑張っていたから、ゴールを決められればよか
ったんだけど。それが心残りか。
　でも、一応は、現実的な最高の結果である。

　その後の決勝。
　リガ・デ・キトの試合運びを見て、やっぱりキーパーってポイ
ントだと感じる。あれが、並みのキーパーならマンＵに何点決め
られていたことだろうか。あのキーパーの悔しさは、チームで一
番だろうね。「無失点に押さえられたかも」と、彼なりに手応えは
感じているはず。彼も引退ですか。「日本に来てください。歓迎し
ますよ」ってここで言っても意味ないか。

　ともあれ。
　普段サッカーを見ない人が、マンＵ戦の、ガンバ、マンＵのそれ
ぞれの得点シーンを編集したニュース映像だけを見れば、「ガンバ
ってすごいじゃない」と思ってくれるだろうな。実際は、ほどほど
なんだけど（笑）。でも、それで、サッカーに興味を持ってくれれば
ありがたい。

　次は、天皇杯。かなり注目されるけれど、ガンバの選手が、すで
に燃え尽きていないか心配である。個人的には、ＣＷＣの結果でか
なり満足しているのは事実。危険だ。