見えない形
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やべっち
2006年09月10日 19:28 visibility51
今回は初めて西が丘へ。
赤羽駅で降りると、「当日券はありません」の張り紙が。
カズVSラモスなどとメディアがあおる、それなりに注目度の高い試合だとは言え、満員になるはずがない。
半信半疑でとりあえずスタジアムまで行ってみると、本当にチケットは完売。
今時、4千人チョイで満員になるスタジアムで公式戦開催は如何なものか、と思うが、サッカー専用の魅力は捨てたものじゃないのだろう。
ヴェルディゴール裏ではあったが、なんとかチケットをゲットして、入場。
試合は、前半からホームのヴェルディが攻める。
前節の神戸ほどではないもの、上手くサイドを変えながら、横浜FCゴールに迫る。
シーズン中盤は、J2最強といわれた横浜ディフェンスだが、どうも最近は脆さが目立つ。
ディフェンスラインの一つ前で、凄まじい存在感を発揮する山口に支えられて、何とか決壊を免れているといった感じだ。
前半半ばにセットプレーから失点。
攻撃の方は単発ながらチャンスを作るものの決められず。
どうやら、横浜FCは上位陣相手には攻撃の形をつくれないらしい。
バックラインでのパス回しはスムーズだが、そこからスピードアップできない。
最終的にプレスにひっかかって、戻した挙句にロングボールという展開が目に付く。
それでも、得点できているのはアレモンの決定力のおかげだろう。
攻撃に関しては、ほぼ彼のワンマンチームと言っていい。
後半からアウグストが投入される。
これで、攻撃が活性化され、セットプレーから同点に追いつく。
アウグストは横浜FCにおいて、最も代えのきかない選手だろう。
ボールを持ってからの判断が早く、彼と山口はJ2でも屈指の中盤を構成できる。
それに内田と吉野、あるいは滝沢、吉武といったところが上手く連動できればいいのだが、
いかんせん、トップにキープ力がない。
アレモンは決定力はあるが、ポストタイプではないし、カズも上手く楔のボールを引き出せない。
ここに至って、城の不在が嘆かれる。
試合は同点のまま、終了。
次節は首位柏との決戦。
このままだと、横浜FCは大崩はしないものの、勝てる試合を落とすことによって、ジリジリと上位陣との差が開いていきそうだ。
カズの奮起に是非とも期待したいところである。
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