ピッポ！

ミランが負ければインテルのスクデットが確定し、来季のＣＬ出場権が絶望的となる、勝利が必要な試合。ミランホームのミラノダービー。

カラッチ
ボネーラ、ネスタ、カラーゼ、ファバッリ
ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ
カカ、セードルフ
インザーギ

序盤は攻撃意識の高いミランが押し気味に試合を進める。ファバッリがかなり高い位置。インテルはマニシェにピルロのマークを命じている模様。

１９分、カカが中央から右に流れながら、右サイドをあがるボネーラをおとりにして中央でオフサイドラインギリギリのインザーギへ。インザーギの右足シュートはＧＫに阻まれゴールならず。

３４分、ピルロから右サイドへ展開。カカ、ガットゥーゾ、ボネーラと渡り、クロスに中央でインザーギがあわせる。ボール一つ分届かず。

４０分、ファバッリアウトでヤンクロフスキー。リバスに踏まれた左足が痛む模様。

４５分、セードルフからカカへ、ふわっとしたスルーパス。ダイレクトで折り返したボールにインザーギが飛び込む。難しい体勢でアタマに当てるが、わずかに左へ外れる。

５０分、カカがドリブル突破。右サイド深くから折り返したボールにインザーギがニアであわせる。ミラン先制。

５５分、左サイド高い位置でアンブロジーニが猛然と追いかけ、ＤＦのミスを誘う。ペナルティエリア付近でこぼれをカカが拾い、丁寧に右足サイドで流し込む。２−０。

６１分、ネスタとカンビアッソが競り合ったこぼれを、クレスポが拾ってＧＫと一対一。飛び出したカラッチが体に当て、危機を逃れる。

６４分、ＣＫからのカウンター。カカがドリブル。左からガットゥーゾ、右からセードルフの３対２。カカは左にスルーパスを選択するも、ガットゥーゾはオフサイド。

６５分、ガットゥーゾアウトでブロッキ。

７５分、ペナルティアーク付近からのＦＫ。カラッチが完全に逆をつかれ、クルスがきれいに決めて２−１。

７６分、インザーギアウトでパト。

８４分、得点シーンとほぼ同じ位置からのＦＫ。今度はキヴ。カラッチがファインセーブ。

９４分、インテルのラストチャンス。ＦＫ。キヴが大きくふかし、試合終了。

前半からとばし、後半途中からはかなり疲労の色が濃く、防戦一方。多くのイエローカードを費やしながら、なんとか逃げ切った。

セードルフ、ガットゥーゾがサイクルの終わりと大幅な選手入替えを訴え、ロッカールーム、特に非ブラジル系からは、シェフチェンコやロナウジーニョ獲得に対する反発が強い。一方、ベルルスコーニは過去の功績を大事にするため、補強方針によってはガットゥーゾがミランを離れる可能性も。とりあえず、アーセナルからフラミニの引き抜きに成功した模様だが。

ローマが勝利し、インテルのスクデットは延期。フィオレンティーナがカリアリに敗れたため、ミランが残り試合全て勝てばＣＬ出場権に手が届く。ここ数試合のようなアグレッシブな試合を見せてほしい。