チェルシーやいかに

アンドリー・シェフチェンコは、自らの将来に関してはっきりと心を決めている。「ロンドンに残ることは間違いない」。ミランへの復帰のうわさは絶えないが、ウクライナ代表のセンターＦＷはこの可能性を正式に否定した。
「時間がほしい。来年には本当のシェフチェンコを見てもらえるはずだ。プレミアリーグのサッカーに慣れるために、数カ月の期間が必要だった。これからはすべての力を発揮することができる」

　新たな環境に慣れる難しさはある程度は予想していたとのことだ。
「チェルシーでの最初の数カ月間が苦しい時期になることは分かっていた。新しいクラブ、新しい生活、異なるスタイルに向かい合わなければならなかった。困難なシーズンになったのはそのためだ。この環境への適応を終えるため、人々が僕にもう少し時間をくれることを願っている。そうすれば来年は最高の状態でプレーして、僕の本当の力を見てもらうことができるだろう」

　チェルシーに関して言えば、ＭＦフランク・ランパードはいまだにクラブとの間で契約の延長が合意に達していないが、バルセロナは彼の獲得を完全に否定した。大衆紙『ザ・サン』はバルセロナのスポーツ・ディレクターのチキ・ベギリスタイン氏の言葉を次のように伝えている。
「ランパードは本当に素晴らしい選手で、シュート力に優れており、多くのゴールを決めることができる。しかしわれわれのチーム内を見渡せば、彼に似たような選手は何人もいる。デコ、シャビ、イニエスタはランパードに匹敵する才能を持っており、われわれは彼らのパフォーマンスに十分に満足している。この中盤の３人がバルセロナを離れることはないと思う。従って、われわれのチームにランパードの入る場所はない」
　これでチェルシーの副キャプテンの獲得を争うのは、レアル・マドリーとユベントスの２チームのみということになる。ラニエリ（元チェルシー監督）の監督就任が確実であることを考えれば、ランパード本人がユベントスへの移籍を希望することになるかもしれない。