やることやって

先週、ファビーニョ、今週、岡山を獲得。
昇格経験者を獲得するところは小長谷氏の伝の結果か。
債務解消の目処も立った。
なんとか組織作りとしての手をうった、というところか。

チームとしては若さはある。
ないのは実績と自信。
このところ疲れが見える選手への助け舟は必要だった。
画期的に改善するかどうかは難しいが、策を講じることはフロントとしてできる唯一の攻め手。

それぞれの思惑が一致して、決まったのだろう。

個人的には岡山は昨年からほしい選手だと思っていた。
2004年から3年連続、昇格を経験している選手は少ない。その経験は貴重だ。
高い位置での強さとあのキャラ。
もしかしたらシュナイダーとキャラがかぶるか、でも、ダブルキャストで楽しめそうだ。

話はずれてしまったが、主題を戻せば、
勝とうとするときに勝ちきらなければ、抜きんでることはできない。
絶対的な個人技が通用すればいいが、サッカーはそう簡単ではない。
底上げするための力は精神的なものは大きい。
苦しいときに勝つ力、それは心の強さが必要になる。
特にＪ２上位の維持＝Ｊ１昇格となれば、経験しなければ、その苦しさはわからないと思う。
技術や連携は時間をかければ、ある程度の向上は図れる。
しかし、限界を乗り越える実感は経験しなければ、ありえない。
２人の加入は正しい策と思う。

しかし、残り試合を考えると厳しい現実である。
各クール23〜25の勝ち点が必要。これまでの対戦成績を見ると苦手チームが多いベガルタは点数を稼ぐのは簡単ではない。
ほとんどの試合を勝たなければならない。

別メモでの算定では下記のとおり。

対　　戦 札幌 山形 水戸 東京v 草津 湘南 京都 ｃ大阪 徳島 愛媛 福岡 鳥栖  
1クール 1-1 　3-3　 2-0 　2-2 　1-1 　2-1 　0-1 　2-0 　2-2　 4-0　 2-1 　5-2  
2クール 0-1 　2-0 　3-1 　1-2 　3-1 　2-1 　1-5 　1-0 　1-2 　3-0 　1-0 　0-1  
3クール 0-2 　1-1 　1-1 　1-4 　3-0*  2-1*  2-1*  3-4  3-0*  2-1*  1-0  2-1*  
4クール 2-0*  2-0*  3-0*  2-1*  2-0*  2-0*  2-1*  2-1*  3-0*  2-1*  2-1*  2-1*  
勝点 1 5 7 1 4 6 0 6 1 6 9 3  49
希望勝点 4 8 10 4 10 12 6 9 7 12 12 9  103
限度勝点 2 8 10 2 10 12 4 9 5 12 10 7  91

*：対戦はまだ。これ以上で勝ってほしいと思うスコア。

目標昇格勝点：90以上とすると次の戦績が必要。
札幌 残りは引分け以上
山形 残りは勝のみ
水戸 残りは勝のみ
東京ｖ 残りは引分け以上
草津 残りは2勝
湘南 残りは2勝
京都 残りは1勝1分け以上
c大阪 残りは勝のみ
徳島 残りは1勝1分け以上
愛媛 残りは2勝
福岡 残りは引分け以上
鳥栖 残りは1勝1分け以上

勝てなかったチームには引分け以上、勝っているチームには勝たなくてはいけない。
並大抵のチーム力、体力、技術力、精神力ではない。
いくら、昇格請負人を獲得しても無理な数字だろう。
でも、挑んでいきたい。
共に闘って、進化し続けることで一つになっていきたい。
やることやって、充実感を達成感に変え、あのときの感動を再び感じることができたら最高だ。