巨人の2016年ドラフトを振り返って(4)終 各論3 個性的な育成指名選手たち/ルーキーたちの兄弟型
-
舎人
2017年05月10日 05:49 visibility3099
今更ながらやり残したことを仕上げたのでアップします。移転騒ぎがあって途中までまとめて放置しておいたものです。したがって、実際に試合で見た選手については、私の主観による感想が含まれておりますのでご注意ください。
さて、昨年のドラフトで指名された選手の話の残りです。さすがに育成選手ばかりになると記載されている情報も少なくなっています。彼らはそれだけ注目されていなかった存在なのです。私が思う育成でも指名するに値する選手とは以下の通りだと思います。
①年齢はある程度高いものの、何か秀でたものを持っており戦力になる可能性を秘めている(一芸の選手)
②高校生もしくは中央球界から離れた場所でプレーしてきた選手で、本指名に達するまでの実績は無いものの伸びしろを期待できる(伸びしろ期待選手)
③高い能力はあるものの上背が無い(低身長選手)
この3つに大別されると思うのです。前回話した育成1位の高井は球威という一芸を期待された一芸の選手だったろうし、2位の加藤は②の伸びしろ期待選手だったと思う。巨人の指名は独立リーグから指名した選手が多く、どちからというと一芸選手が多く指名されたきた傾向があると思います。それに対しソフトバンクは昨年の指名でも6人全員が高校生だったように、徹底した伸びしろ期待選手を指名する傾向があります。これはそれぞれの球団の考え方によるのでしょうが、一芸選手はコマとして戦力になるかもしれませんが、レギュラーや主力投手になる可能性は限りなく低いと思われます。それに対し「伸びしろ期待選手」はコマにすらならない可能性が高いものの、一芸選手よりもレギュラーや主力投手になる可能性を秘めている。どちらが良い悪いではないのですが、ソフトバンクの指名からは余裕というか遠望が感じられますし、巨人のそれからは本指名同様の“今年何とかしなくてはいけない”という焦りのようなものを感じます。巨人のフロントはとことん臆病なのです。昨年の長谷川のようなパターンを期待しているのでしょう。
さて今回話題に挙げる育成3位の山川から8位の松澤まではどうだったのでしょう。その辺りの事を考えながら今回も一人づつ話を進めたいと思います。
野球太郎(ドラフト直前大特集号)2016年9月24日発売
アマチュア野球(ドラフト2015)2016年10月5日発売
週刊ベースボール(2015ドラフト大展望)2016年10月11日発売
野球人(Vol6 ドラフト候補選手最強名鑑号)2016年10月12日発売
スポーツ新聞各紙 評価は10月19日紙面(報知は18日)、寸評は10月21日紙面
週刊ベースボール(2015ドラフト総決算号)2016年10月25日発売
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)2016年11月28日発売
各紙の評価のランク
野球太郎(◎→◯→△→なし)
アマ野球(AA→A→BA→B→C→なし)
週刊ベースボール(横綱→大関→関脇→小結→前頭1~17→なし)
日刊スポ(特A→A→B→C→なし)
スポニチ(A→B→C→なし)
報知(横綱→大関→関脇→小結→前頭1~15→なし)
サンスポ(A→B→C→なし)
デイリー(特A→A→B→C→なし)
トーチュウ(特A→A→B→C→なし)
※野球人は著者の安倍昌彦さんの一人ドラフトによる
育成ドラフト3位 山川和大の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号):◯
小柄ながら常時40キロ台を記録する直球とキレの良いスライダーで三振の山を築く。2年前から注目
アマチュア野球(ドラフト2016)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:B
コメントなし
スポニチ 評価:B
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:なし
コメントなし
デイリー 評価:B
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)意外性を武器に夢をつかめ
・どんな選手?/関西で活動するベースボールファーストリーグから巨人へ進む167センチ右腕。高校時代は軟式野球部で投手兼内野手、兵庫ブルーサンダーズでもスタートは二塁手。出色の身体能力を生かし投手に専念すると、今季はBFLで50回を投げ71奪三振、自責点3。リーグのレベルはあるにしても圧巻の成績を残した。
・未来予想図/リリーフイメージも、意外に一本調子でもない。170センチ未満の先発右腕・美馬学(楽天)の後を追う可能性も。
調べていけばいくほど、もしかしたら大化けが期待できる投手だと思います。低身長ながら全身をめいっぱい使った投球フォームからMAX152キロを投げ込むのだそう。全身がバネのような選手なのでしょう。低身長で活躍した投手として、ヤクルト小川(171cm)、美馬(169cm)、武田久(170cm)などと比較される場合が多いのですが、私はソフトバンクの今宮のことを思い出しました。高校時代の今宮は投手でMAX154キロを投げ込む豪速球投手だったのです。しかし、身体能力と打撃センスを買われプロでは野手に。山川も投手兼二塁手として今までやってきたのだそうです。こういった全身がバネのような選手は、何か向いたものが見つかると大成する可能性を秘めていると思う。私は山川を今宮が投手を続けた姿だと思って見守りたいと思います。いつか、「日本プロ野球史上最も速い球を投げた投手」と言われている山口高志(169cm)のような大投手になってくれたらと思います。
育成ドラフト4位 坂本工宜の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
コメントなし
アマチュア野球(ドラフト2016)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:なし
コメントなし
スポニチ 評価:なし
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:なし
巨体から力強い速球を投げる素材型の投手
デイリー 評価:なし
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)素質を信じて一歩ずつ進もう
・どんな選手?/大学で準硬式野球部に入部し、外野手から自主的に投手に転向したのがターニングポイントとなる。研究を重ねて投球フォームを改善していくと、みるみるうちに球速がアップ。準硬式球でも平均140キロ超を記録する安定感あるエースとして活躍した。
・未来予想図/遠投で120メートルという地肩の強さ、股関節の使い方などを研究できる地頭の良さ、投手転向後、まだ2年という素材にプロの指導と環境がマッチするとどんな成長を見せるか、楽しみだ。
高校時代は外野手で投手になったのは大学生になってからとのこと。しかも、投手として実戦登板したのは2年秋から。すると、実質投手になって2年で指名されたことになります。さらに準硬式野球出身。正に異色の経歴ながらMAXは147キロに達するのだとか。4年春の準硬式野球のリーグではMVP、最多勝利、最多奪三振と圧倒的な力を発揮していることからも、硬式球に慣れ、プロの投手としての一連の所作が身につけば、支配下入りの可能性もあるのではないかと思います。軟式球は硬式球よりも球速が出にくいとされていますので、この坂本も150キロ投手になっているかもしれません。同じ軟式野球出身の土橋正幸さんのようなエース級の投手になってくれたらと思います。(ってさすがに私も土橋さんの現役時代知らないし・・)
育成ドラフト5位 松原聖弥の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
コメントなし
アマチュア野球(ドラフト2016)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:C
コメントなし
スポニチ 評価:なし
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:C
コメントなし
デイリー 評価:なし
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)足でプロの生き残りをかける
・どんな選手?/仙台育英校では控えも、明星大でレギュラーをつかんだ外野手。50m走5秒8、ベース1周13秒9の俊足で、走塁面だけでなく足を生かした広い守備範囲も持ち味。首都大学リーグ(2部)ではベストナインの常連。大学で5番を打った打撃面は「プロ」と考えるとフルモデルチェンジが必要。支配下登録、1軍まで視野に入れた場合、武器の足を生かすための打撃を早期に確立したい。
・未来予想図/打撃と足に磨きがかかれば、鈴木尚広(元巨人)。
ひょっとしたら大変な拾いモノになるかもしれない選手だと思います。ドラフト前の評価は、対象外と言うか、ほとんど無名選手扱い。太郎の寸評などを読むと、小柄で俊足強肩の、なんだか松本哲也を連想させるような選手に思えます。しかし、実際見たところ、どうもそういった軽量選手ではなく、中距離ヒッターの雰囲気を醸し出している選手のように思えます。私には現役時代の掛布さんのように思えました。今年のルーキーバッターの中では吉川尚以上の打撃センスだと思います。もっとも、173センチと小柄な松原には、そういったスラッガー然とした打撃スタイルが使う側の迷いを生じさせる恐れも感じます。太郎のコメントもそのことを危惧しているのかもしれません。いつまでも小柄=俊足巧打という固定観念を払拭して欲しいもの。170センチしかない西武森や171センチしかない楽天茂木、173センチのオリックス吉田などのことを思い起こして欲しいものです。まずは今シーズン二軍でレギュラーを獲得することから始め、秋季キャンプで一軍首脳陣に秋季キャンプ帯同を認めさせることを目標にして欲しいと思います。3年以内の支配下登録の可能性が高い選手だと思います。
育成ドラフト6位 高山竜太朗の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:なし
コメントなし
アマチュア野球(ドラフト2016):C
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:C
コメントなし
スポニチ 評価:C
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:C
コメントなし
デイリー 評価:C
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)睨みを利かせる“猛肩注意”
・どんな選手?/塁上から飛び出した走者を強烈な送球で威圧する強肩捕手。圧倒的な地肩の強さで指名されたような選手であり、二塁到達1秒9
前後のタイムもまだまだ縮められる。課題はなんといっても腰が引けてしまうスイング。リーグ戦でも通算打率1割台は心許ない。この打撃の弱さをプロで改善できるかにかかっている。
・未来予想図/セ・リーグの捕手は打つことが求められる。それだけに大成するためには必要最低限の打力が不可欠
三軍の試合で時々スタメンマスクを被っている姿を目撃していますが、特別強肩が目立っているとは思えません。田中貴も同じような触れ込みで入団してきたのですが、田中の方が目立っていた気がします。これから本当のところがどうなのかを注目して行きたいと思います。キャンプの頃は柵越えを連発したなんて記事が出てましたが、何試合か見た限り振り遅れたようなヒットを1度目撃した程度で、太郎の寸評通り、やや厳しい気がします。今のところの感想では、昨年退団した芳川と小林の穴を埋めるべく員数合わせで指名した感が強く、今のままだと一軍の戦力になるのは厳しい気がします。
育成ドラフト7位 堀岡隼人の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:△
選抜の敦賀気比戦で1点で泣くも山崎颯一郎と互角の投げ合い。低めに構えたミットに球が吸引
アマチュア野球(ドラフト2016)評価:B
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:C
スポニチ 評価:なし
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:B
コメントなし
デイリー 評価:なし
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)意外な掘り出し物の可能性も
・どんな選手?/腕を真上から振り下ろす、豪快なフォームが光る力投派。腕の振りがいいので、スライダーやチェンジアップも効果的に使うことができる。まだボールのバラツキが目立ち、細かい制球に課題を残す。それでも甘いゾーンには集まってこないので、連打を浴びにくい。体は丈夫そうなので、鍛えがいのある素材も魅力。
・未来予想図/変化球をうまく交えた多彩さもあり、力と技を兼ね備えた未来の先発候補。育成枠指名でも夢が描ける投手だ。
2年秋の東北大会で3試合連続完投を果たし、チームを優勝に導く活躍をしたとのこと。MAXは選抜時に計測した144キロとのこと。高校生になってから本格的に投手に転向したということで、まだまだ伸び代があるとのことです。まだ、一度も登板したのを見たことがありませんが、成瀬のような豪腕に成長してくれたらと思います。
育成ドラフト8位 松沢裕介の各誌寸評
野球太郎(ドラフト直前大特集号)評価:△
昨年、ケガによりドラフトドラフトを辞退。今年に懸ける香川のスラッガー。強いスイングを見てほしい
アマチュア野球(ドラフト2016)評価:なし
コメントなし
週刊ベースボール(2016ドラフト大展望)評価:なし
コメントなし
野球人 評価:なし
コメントなし
日刊スポーツ 評価:B
スポニチ 評価:C
コメントなし
報知 評価:なし
コメントなし
サンスポ 評価:なし
コメントなし
デイリー 評価:なし
コメントなし
トーチュウ 評価:なし
コメントなし
野球太郎(ドラフト総決算&2016大展望号)念願の、1年越し再指名!
・どんな選手?/昨年も巨人から育成指名を受けたが、左手の手術のため入団を辞退した。巨人から再びチャンスをもらい、燃える四国リーグ・香川の主砲。フルスイングで強く遠くに飛ばせる打撃が持ち味だ。守備にも非常に安定感があり、体も強い。
・未来予想図/本来は中距離ヒッタータイプだが、パンチ力は大きな魅力だ。プロの水に慣れ、左のスラッガーとして、3割、30本を狙える打者に成長したい。四国リーグの先輩である角中勝也(ロッテ)に続け!
今年のルーキー野手において松原と並んで注目すべき存在だと思います。何しろ打球が速い。全身を使ってスイングする姿は現役時代の金本さんのように思えます。松原が柔だとすれば松澤は剛でしょう。何だかケガが多そうなのが不安材料ですが、打撃型の選手は貴重なので、早く二軍に定着していってほしいと思います。
これで各選手ごとの話も終了しましたが、ここからは例年の通り指名選手たちの兄弟型の話をしたいと思います。兄弟型も血液型もスポーツで何らかの関係があるのではないかと言われています。 これらは理論がある訳ではありません。しかし、事例を積み重ねることで浮かび上がる共通事項があるのです。そういった事項を整理することで様々な仮説定義が生まれます。これを指名選手たちに当てはめて今後を予想してみようというのがこの企画の狙いです。
仮説定義
スポーツ選手の兄弟型の優劣 末っ子>中間子>第一子>一人っ子
スポーツ選手の血液型の優劣 B>O=AB>A
巨人2016年ドラフト指名選手の兄弟型・血液型(データは日刊スポーツほか参照)
[本ドラフト]
1 吉川 尚輝 21歳 内野(右・左) 末っ子(男系3人兄弟) A型
2 畠 世周 22歳 投手(右・左) 末っ子(男系2人兄弟) AB型
3 谷岡 竜平 20歳 投手(右・右) 末っ子(2人兄弟、姉) A型
4 池田 駿 24歳 投手(左・左) 中間子(3人兄弟、兄、妹) A型
5 高田 萌生 18歳 投手(右・右) 一人っ子 A型
6 大江 竜聖 17歳 投手(左・左) 末っ子(3人兄弟、姉、兄) AB型
7 廖 任磊 23歳 投手(右・右) 第一子(男系2人兄弟) O型
[育成ドラフト]
1 高井 俊 21歳 投手(右・右) 兄弟型不明 AB型
2 加藤 脩平 17歳 外野(右・左) 末っ子(2人兄弟、姉) O型
3 山川 和大 21歳 投手(左・左) 末っ子(男系2人兄弟) A型
4 坂本 工宜 22歳 投手(右・左) 兄弟型不明 O型
5 松原 聖弥 21歳 外野(右・左) 中間子(男系3人兄弟) O型
6 高山竜太朗 21歳 捕手(右・右) 兄弟型不明 A型
7 堀岡 隼人 18歳 投手(右・右) 第一子(男系2人兄弟) O型
8 松沢 裕介 24歳 外野(左・左) 第一子(男系2人兄弟) A型
兄弟型の中で最高の型は男系の末っ子であることです。兄弟の数は多ければ多いほど良いのですが、この少子化の時代、3人以上の兄弟は周りを見渡しても、かなり少ないと思います。ところが、1位指名の吉川は男ばかりの3人兄弟の末っ子!兄弟型の定義からすると、これはまさにスポーツ選手になるために生まれてきたような男だということです。よく比較される中日に入団した京田は妹がいる2人兄妹の長男。現在は京田の方がはるかに先を行っていますが、兄弟型からすると吉川の方がはるかに活躍する可能性があるのです。今は出遅れてやや精彩を欠いていますが、きっとその系統の通り活躍してくれるでしょう。同じ系統では片岡、岡本、橋本、山本、和田、高橋などがそうです
畠と山川も男系末っ子ということで大いに期待できます。この系統の投手は先発・中継ぎ・リリーフと場所を選ばず、与えられたところで仕事をする。巨人で同じ型は山口鉄、巽、長谷川がいます。
谷岡と大江は男女混合の末っ子ですが、この系統の投手は巨人において最も多く、エース菅野、澤村、桜井、中川、高木京などがいます。野手の加藤もこの系統で、寺内、中井、辻、吉川大、亀井、松本、立岡、重信などがそうです。家族の中で溺愛され一家のスターとして育ったこの系統の選手は目立ちたがり屋が多く、プレッシャーをエクスタシーに変える力があると言われています。
池田は男女混合の中間子。この系統の投手は良い時と悪い時の差が激しく、とかく隔年投手になりがちだと言われています。巨人でこの系統の投手は大竹寛、宮国、田原、高木勇といったあたり。松原は男系の中間子です。野手の中間子は生まれついてチームプレーを大事にするマインドを持っており、外野手としてより内野手や捕手の方が向いているとされている系統です。巨人で男系の中間子は他に坂本と松崎しかいません。男女混合の中間子は小林、実松、阿部、藤村、川相、増田、田島といますが、いずれも内野手や捕手なのです。中間子の外野手というのは本当に珍しい。
廖と堀岡は男系の第一子の投手のようです。この系統は内海と大竹秀の2人がそうです。責任感とプライドが高く、先発型が向いているとされています。野手の松沢も男系の第一子。キャプテンシーが期待出来るとされています。この系統は村田と堂上がそうです。
高田は一人っ子。巨人はここ数年、一昨年の戸根、昨年の與那原と、一人っ子を指名しています。他に一人っ子は西村、捕手の鬼屋敷がそうです。この系統はスポーツには向いておらず、芸術家が向いているとされています。過去に投手として大成したのは江本孟紀さん位で、その次を探しても西村が最も活躍している感じです。兄弟型からすると高田には良くて西村だと思うしかありませんが、寮住まいが長かった高田には、それを埋め合わせるものがあったと期待したいと思います。
兄弟型から見た活躍予想順位(同系統の場合は血液型による)
吉川>畠>山川>大江>加藤>谷岡>松原>池田>廖=堀岡>松沢>高田
これで昨年指名された選手たちの話は終わりです。本当にモタモタしてしまいました。今度のドラフトの際はもっと集中してまとめてみたいと思います。清宮が指名できたら上がるのになぁ。ともあれ、次回も乞うご期待!
-
navigate_before 前の記事
巨人の2016年ドラフトを振り返って(3)各論2 一年間で評価が乱高下した高田萌生の真価
2017年2月20日 -
次の記事 navigate_next
今後のことについて・・
2017年5月10日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件