
サンガ大雨の中、逆転勝利!!
-
-
リオネル
2007年07月12日 00:06 visibility162
◎山形NDスタジアム
◎観客数:1944人
◎天候:雨
◎気温:21.2℃
◎湿度:94%
◎風:弱風
☆フォーメーション
【サンガ】
田原
パウリーニョ
徳重 倉貫
斉藤
石井
三上 チアゴ 角田 平島
平井
《SUB》 GK上野 DF盛岡 MF中払・渡辺 FW西野
【山形】
横山 林
宮沢 北村
本橋 秋葉
石川 鷲田 レオナルド 須田
清水
《SUB》 GK遠藤 MF渡辺・佐々木・財前 FW坂井
【審判】
主審:田辺 宏司 副審:浅野 正樹・西村 典之 第4審:原田 弘之
【前半】
試合開始時は大雨。目も開けていらないように思えた。
雨よりもピッチ状態が最悪。目に見える水溜りはないものの、ボールが跳ねない、転がらない。
とてもじゃないがサッカーをする状態でないような…。
下手な小細工は通用しない。両者ともシンプルな攻撃、縦パスをディフェンスの裏へ通し、FWが追いかける。
サンガは高めの守備をキープしつつ始終この戦法を徹底している。
山形は時折、パスの連携で裏へ抜ける攻撃を織り交ぜながら勝機をうかがうも、サンガディフェンスが上手く対応している。
31分 サンガ陣営中央付近からボールを奪った山形。横山から右の宮沢へパス。上手くDFの間を縫って飛び出す。ワンツーでパスが返ってきて、鮮やかにゴール。山形先制。 1−0。
雨とピッチコンディションが容赦なく選手たちの体力を消耗させる。重い足元にコントロールが聞かないボール。蹴りだす力も倍くらい必要ではないだろうか。
次第に荒れたゲームになり、選手たちのピリピリ感やイライラが画面を通じ伝わってくる。
両者ともファールがやたらと多く、無駄に思えるカードも受けるサンガ陣。
44分 前半ロスタイム。サンガ右のCKに徳重。ニアの田原に短めのクロス。2人のDFを振り切りヘッドでゴール中央へバックパス。ニアがかりになったDF陣の横をワンバウンドで中央付近のパウリーニョへボールがつながり低い大勢から大きく首をふり右隅へゴール!
終了際に追いつく。 1−1。
前半に追いつけたことは、今試合を左右する上でも大きかった。
☆ハーフタイムの監督コメント
京都サンガF.C.監督: 美濃部 直彦
・もっとサイドのスペースを酢かって攻めよう。
・リ・スタートの注意。
・集中力をもって、勝ちきろう!
<交代>
なし
モンテディオ山形監督: 樋口 靖洋
・必ず次の2点目を取ろう。2点取れば勝てる。
・カバーリングを徹底しよう。
・攻撃はシンプルに相手DFラインの裏を狙おう。
<交代>
なし
【後半】
前半終了頃には雨も一旦止んでいたが後半開始直後からまた激しく降り出す。
両者、ロングボールを入れ、セカンドボールを拾ってのシンプルな攻撃。DFを下げずに我慢の展開。
18分 山形選手交代 FW林out FW坂井in
25分 サンガ選手交代 MF倉貫out MF渡辺in
27分 山形選手交代 MF本橋out MF渡辺in
30分 サンガ、右サイドから平島のスローインをDFに抑えられながらもパウリがキープして中央付近の斉藤へ戻りパス。斉藤からファーサイドへグラウンダーの早いパス。徳重がトラップに行くと見せかけてスルー。ファーの田原が右足を振り抜きシュート!ゴールネットに突き刺す逆転打!! 1−2。
34分 山形選手交代 MF宮沢out MF佐々木in
35分 サンガ選手交代 MF徳重out MF中払in
39分 山形、横山がクロスにヘッドで競り合いに行くが背後からアタックして2枚目のイエローで退場。ピッチの外でしばらく寝転がったまま動けず涙…。
悔しさ、不甲斐なさが伝わってくる…。
44分 チアゴがスローインしようとした選手を突き飛ばしイエロー。不用意なカードが多すぎる。累積で次節は出場停止。若さと言うか修正が出来ずにいる。
ロスタイム4分。
一人少ないながらも攻撃を仕掛け最後まで攻め続けた山形であったが、サンガDFの頑張りもあり追加点を許さず試合終了。
【総評】
先ず今日のデータをご覧頂きたい。
山形 京都
シュート 5 8
FK 19 23
CK 7 5
イエロー 2 5
・ ご覧の通り、FKとカードの数がいかに荒れた試合であったかを物語っている。
カードに関して言えば、山形の2枚は横山。サンガはパウリ・角田・徳重・チアゴ・西野。
・このピッチコンディションの中、荒れた試合に勝利できたことは大きい。
・サンガはアレモン選手の訃報に精神的ダメージはかくせない、中でもパウリーニョ選手は一昨年ブラジルからいっしょに京都に来た選手で。アレモンと2トップで数々のゴールシーンを演出してきた。彼の受けた精神的ダメージは想像にかたくない。
追悼の意味を込め監督スタッフをはじめ全選手が喪章の黒いバンドを右腕につけ試合に望んだ。
そんな中でのパウリの得点は価値の大きな1点であったと思う。
・次節はホームでの追悼試合。当日西京極スタジアムに献花台が設置され、試合前には黙祷が行われる。迎える相手は苦手の鳥栖。昨シーズンは試合がなかったものの3年来勝っていない相手である。
是非はなむけの勝利を飾ってほしいと心から願う次第である。
(※写真はサンガオフィシャルサイトより転用。)
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件