米大学乱射事件に思う…。


世界を震撼させた、銃乱射事件が16日午前米バージニア工科大学で起きた。

 同学生寮内で2人の犠牲者に始まり、構内で授業中の生徒ら合わせて31人が死亡した(容疑者も含む)。怪我人も合わせれば相当な犠牲者とも言えるこの事件の真相は、容疑者が死亡したことで明らかにされることは、ないかも知れない。


容疑者とされる、チェ・スンフィ(23)は1992年、8歳の時に家族と米国に移住し永住権を得た在米韓国人である。同級生らは「いつも静かにしていた。彼のことはよくわからない」「同じ寮なのに、そもそも見たことがない」と、その存在感は薄いようであるが、同容疑者は室内でもサングラスをかけて帽子を目深にかぶるなどし、ほとんど話をせず、作品の「異様さ」もあって、同級生が怖がって授業での同席をしぶることもあった模様とも言う。


真意はともかくもアメリカ銃社会がもたらした今回のこの事件の犠牲者や遺族に対し、心からご冥福をお祈りするばかりだ。


自由の国アメリカ。しかしその根底は白人を中心としたイデオロギーでもある。

有色人種差別はいまだ根強く残っているし、差別的な事件は日常茶飯事、枚挙に暇がない。

また、このバージニア州には多くの韓国人たちが暮らしているとも言う。


私が今回の事件でもっとも懸念することは、その報復ともいうべく第二第三の犠牲者が生まれはしないかと言うことである。


彼とは全く無関係であっても韓国人(アジア系黄色人種も含め)というだけでターゲットになる可能性を大いに含んでいる。


かつて日本においても北朝鮮がテポドンなどというロケット発射事件を起こした際、日本に住む在日朝鮮人・朝鮮人学級に通う小学生らが暴行を受けたり、嫌がらせを受けるなどの被害にあった。


気持ちはわからないでもない。しかしそのような暴挙は断じて許されるべき行為でないことは明らかである。


昨日は長崎市長が射殺されると言う悲惨な事件が起こった。

今朝、私の住む隣の町内で22歳の女子美容師がストーカー(元カレ?)に胸など数箇所刺され重態、犯人の男は近くの団地から飛び降り自殺した。静かな田舎町に旋律が走る…。


色々と考えさせられる今日一日であった。


犠牲者になりうる可能性。そして加害者になることさえ絶対的でない精神性の腐敗を垣間見た気がした。


ー合掌ー















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