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射程距離圏内に入ったかサンガ!4連勝!!
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リオネル
2007年07月03日 00:46 visibility82
◎徳島鳴門ポカリエットスタジアム
◎気温:23.9℃
◎湿度:75%
◎天候:晴時々曇
◎風:弱風
◎観客数:3022人
【フォーメーション】
【サンガ】
パウリーニョ 田原(西野)
徳重 倉貫(渡辺)
斉藤 石井
三上 チアゴ(盛岡) 角田 平島
平井
《SUB》 GK西村 DF盛岡 MF渡辺・中払 FW西野
【徳島】
大島(小林) 羽地
《MF クレベルソン(岡本)・塩川・丹羽・ダ シルバ・金》
《DF 石川(挽地) 西河 青葉》
島津
《SUB》 GK鈴木 MF岡本・挽地 FW麦田・小林
【審判】 主審:井上知大 副審:五十川和也・田尻智計 第4審:吉田武志
【前半】
15分 左DFゾーンから徳重が一気に駆け上がりバイタルエリアのパウリーニョへパス。トラップが相手DFにあたり、ゴール左前の徳重へ。シュートするがクロスバーをたたき、跳ね返りがファーの田原の前へ難なくシュート!サンガ先制! 0−1
27分 ゴール前右サイド倉貫のクリアボールがパウリへ。左へ流れながら相手DFを引き連れコンパクトに左足を振りぬく強烈なシュート!サンガ追加点! 0−2
37分 右サイドを突破して上がる平島をクレベルソンが背後から引っ張りイエロー。
FKを徳重からポストの田原へ中速のクロス。ダイレクトで田原みごとなオーバーヘッドキック炸裂!
決定的ともいえる3点目。田原の背後にピッタリと相手DFが張り付いていたが、田原がオーバーヘッドに入るため相手にもたれかかりながら上体を沈め右手で瞬間に相手のユニホームを掴んで仕事をさせなかった。アクロバットなプレーの影で見えないもう一つの仕事をしていた田原。いよいよ本領発揮か!
俄然、田原へのハットの期待がかかる。 0−3
高めの中盤でのボール回し、追う徳島勢の体力を奪ってゆく、たまに攻撃を受けるが、それさえも安定したDF陣の基盤の元、意図的に攻撃させているように思える。
残念ながら徳島の攻撃もつながらない、苦し紛れに思えるミドルシュートも枠に飛ばず…。
落ち着いたサンガの支配圏の前半であった。
☆ハーフタイムの監督コメント
京都サンガF.C.監督: <!-- サンガ監督名 start -->美濃部 直彦 <!-- サンガ監督名 end -->
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・リ・スタートに注意。マークの確認をしっかりすること。
・ここで守りに入ったら相手にペースを与えてしまう。前線からプレスを掛けていこう。
・0(点)で抑えて、もう1点取って勝ちきろう。
<交代>
・なし
<!-- サンガハーフコメント end -->
徳島ヴォルティス監督: <!-- 対戦相手監督名 start -->今井 雅隆 <!-- 対戦相手監督名 end -->
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・不注意なミスが多かったので気をつけよう。
・前の連携を修正していこう。
・落ち着いてボールを動かそう。
<交代>
・DF石川裕司out MF挽地祐哉in<!-- 対戦相手ハーフコメント end -->
【後半】
開始早々、倉貫から右の裏へ飛び出した田原へパス。そのまま持ち上がりファーのパウリへクロス。
DF陣にクリアされたが、更に攻撃態勢でしかけるサンガ。
徳島陣はボールに対する反応がワンテンポずれている感があり、ボールへのプレスもあまい。
徳島の攻撃は2トップの大島(小林)・羽地にしぼられ2段目のフォローがなく、攻撃も右サイドに偏る傾向があり攻撃に工夫がない。
13分 サンガ左サイドからのFK。徳重からのボールはDFの壁に跳ね返されるが中央にいた倉貫が逆足の左足で豪快にシュート! ボールへのタッチがしなやかでセクシーなキックで魅了する天才倉貫らしいシュート。 0−4
14分 徳島選手交代 FW大島out FW小林in
18分 右の裏に駆け上がる田原に中央からパウリがパス。切り込む田原、思わず青葉がタックル田原をこかし痛恨のファールPKを与える。
キッカーはパウリ。なぜかゴール裏から力んでいるように感じられた。シュートコースも右に来ると読めた。案の定クリア。こぼれ球にもキーパーの島津好反応。突っ込んできたパウリより先にキャッチ。
交錯してフッ飛んだパウリ。パウリへのファールとも思えるが判定はパウリのファール。
19分 徳島選手交代 MFクレベルソンout MF岡本in
21分 右FKに徳重。チアゴがヘッドを叩き付け、GK前の難しいバウンドを島津ナイスクリア。続いて左CKも徳重。ファーへのクロスはDF陣が跳ね返すがそのボールをトラップに行ったチアゴの手に当たるがそのままシュート。ネットを揺らすが判定はハンド。
29分 サンガ選手交代 FW田原out FW西野in
31分 サンガ選手交代 DFチアゴout DF盛岡in
4月25日の鳥栖戦で負傷し長く戦列を離れていた盛岡がいよいよ登場!
もくもくと別メニューをこなしながら練習する姿は心打たれるものがあった。かつては日本代表のディフェンスの要であった選手がサテライトで必死にボールを追う姿勢は無言のメッセージとしてDF陣にいいプレッシャーを与えていたことだろう。 蓄えていた無精ひげもさっぱり落とし彼の決意を感じる。今後に期待。
36分 サンガ選手交代 MF倉貫out MF渡辺in
徳島の攻撃は羽地と塩川だけでフォローが出来ないでいる。なかなか形を作れてもシュートまでいけない。
ロスタイムは徳島の猛攻撃。フリーになった塩川がペナルティーエリア内からシュートをはなつものの最後のチャンスも決めきれず試合終了。
【総評】
・調子のいいサンガの一方的な試合運びとなった。
・徳島はプレスがあまく。ボールへの反応が遅れ、後手後手に回り、突破されてファールで止めざるを得ないケースが多く、自らピンチを招いている感があった。
・それは、まるで第1クールで勝ちきれないサンガのゲーム運びそのものを見ているようであった。
・パウリをマークしきれずフリーでいれる時間帯がかなり多かった。しかし、最近のキレキレ感がなく中盤から切り込むもののカットされることが多かった。
・何はともあれ、4得点で無失点。合格点である。欲を言えばパウリのPKなどあと2点くらいのチャンスはあった。
・田原が試合ごとに調子を上げている。
彼は名門鹿児島実業高校出身。鳴り物入りで横浜マリノスに入団するも、出場機会に恵まれずサンガへ来た。それなりの活躍をするものの続く怪我に泣かされ、いい才能を持ちながら覇気のなさも同居していた。そんな彼にアンドレの負傷で巡ってきたチャンス。動きが悪く気持ちも見えない。ブーイングの耐えなかった復活ではあったが、それを救ってくれたのがルマン松井大輔の帰郷であった。サンガタウンで自主トレする松井(鹿実の1年先輩)からのアドバイスを受け、1ゴールから一気に気持ちが全面に現れた。 今日の試合を見る限り実に頼もしく、アンドレ穴埋めをしっかりこなし、アンドレ以上の働きも期待できるのではと思わせてくれる働きであった。
試合後のコメントは
「試合は、結果的に勝っていますけど、自分自身はまだ満足していない。相手もパウリに対してのマークの方が厳しいと思うし、もっと出来るはずだし、もっとタフなポストプレーをしたい。」<!-- コメント end -->と頼もしいかぎりである。
・サンガは今季初の4連勝。アウェイ3連勝と波に乗る。
2位仙台とは勝点で並んでいるものの得失差で3位にあまんじていた。10以上あった差もじわじわ縮めて1差まで追い上げた。首位札幌との勝点差は6になった。
他力本願ではあるが、負けない限り逆転の可能性はある。次節は前節負けたセレッソ大阪戦である。
この強さが本物であるがどうかが試される大切な一戦である。
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- 事務局に通報しました。
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