C大阪vs京都戦プレビュー


C大阪は前節は仙台との撃ち合いを4−3で制し連敗は逃れた。

今季京都とは1勝1分と京都は唯一勝てていないチーム。

トータル成績でもJ2チームでは唯一負け越している難敵でもある。

ここ9試合、8勝1分と波に乗る京都であるが、この1分がC大阪である。

下馬評のオッズではほぼ互角。

昨日福岡が勝ち3位に浮上。最近福岡は3バックを採用し結果を出している。中盤に厚みが出来、加点すれば後半は4バックで逃げ切るパターンが確立しつつある。

C大阪との勝点差は6。昇格圏内を目指すチームにとって絶対落とせないゲーム。

かなりのモチベージョンで挑んでくるC大阪に京都が受身にならず自分達のペースを先に掴めるかが鍵を握りそうだ。

 

京都としてはC大阪とはこれまでも接戦が多い、撃ち合いになればC大阪には勢いのある若手が多いので、しっかりとした守備で撃ち合いは避けたいところ。角田、手島の働きが重要となる。

 

高さ・スピードのある小松をいかに封じるかチアゴ不在の京都にとってはDF面でポイントを握る。

また、森島康はドリブルや足元の弱さがあり、いかに仕事をさせないかもポイントとなるであろう。

(余談ではあるがUー22でのデカモリシの扱いには疑問が残る。セレッソの戦力であり代表の戦力でもあるのは分かるが、どうなんだろう…)

 

他に古橋、香川といった攻撃型を揃えるC大阪は撃ち合いは望むところだろう。前回の対戦では斉藤のボレーで先制したんが、ミスジャッジに起因する一瞬の気の緩みをC大阪にしたたかにつかれ、その後は押されるも平井の活躍もあってドロー。

 

U−20・W杯でも活躍した香川は早くもチームになくてはならない存在になりつつあり、森島康も帰国間なしにこのゲームに臨む。この二人に注目しがちだが、C大阪の攻撃の中心はなんといっても古橋。彼が運動量豊富に動き回ることでSBの上りをスムーズにし、チームとして機能させている面も強いし、FWで起用されれば得点力をいかんなく発揮してくる選手。ただ、C大阪はCBの前田がお休み。C大阪の守備は江添と前田のCBコンビの強さが支えている面が非常に強い。また、前田はDFながらここまで5ゴール。京都もセットプレーからゴールを奪われたこともあり、彼の不在はC大阪にとって攻守に大きいマイナスポイントとも言えよう。

 

C大阪はボランチが弱い印象があり、バイタルエリアが狙い目。また、SBが攻撃的に上がる傾向にあるので、カウンターが非常に効果的。特にLSBのゼ・カルロスの裏にはスペースが出来やすいので、確実にここを突きたい。平島(渡邊)や三上のサイドアタッカーの活躍も勝利に大きく左右されると思われる。

が、その辺もきっちり修正してくるであろう点は充分考えられる。

 

京都はJ1を見据えれば絶対落とせない1戦。今の順位など全く関係ない。両者気持ちの戦い。

バイタルエリアを起点とした徳重、倉貫の両SHBの働きも重要である。パウリの個人技が冴えるほど甘くないだろうし、田原、森島康の行方も気になるところ…。

 

ソースの出所がはっきりせず、何とも言えないが京都の斉藤キャプテンが出場できない噂が流れている。ガセであってほしいが気になるところである。

練習でもボールへの執念が半端じゃなく、かなりのプレッシングもあり彼の働きも中盤支配の観点から考えれば不在なんて考えられないが…。

 

C大阪は大阪国際陸上大会でホームの長居がしばらく使用不可でタイガースではないが死のロードとなる。

京都戦の会場は福井スタ。京都は昨年夏場のキャンプ地にもなり先日はホームゲームとして仙台に圧勝した相性のいいスタでもある。地の利を活かして京都にいい働きを期待する。

 

C大阪が先制すれば、京都はかなり厳しい試合となるだろう。また、セットプレーからの得点シーンが多くなると予想される。セットプレーを制したものが勝者になる気もする。 

 

 


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