
フルハムサマーキャンプレポート(2)
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Janbomasa
2007年08月02日 04:11 visibility82
フルハム&[[ISA|http://www.maedagakuen.barnet.sch.uk/isa/]]・LJJ共同企画によるフルハムサマーキャンプ一日目。
あいにくの悪天候に見舞われたが、なんとか雨の中決行した。
私にとってもフルハムのコーチアンソニーさんにとっても完全な初日。アンソニーさんが30分ほど早目に到着したため、ゆっくりと話をする機会に恵まれたため、アンソニーさんの3日間のプログラムに関する展望や計画などをまず始めに伺うことができた。彼としてはまず、参加者のレベルを把握することに重点を置いているとのことだった。それにより練習メニューを試行錯誤し、難易度も調節する必要があるからだ。
前回の投稿記事にも書いたが、アンソニーさんは非常に協力的で我々の意見にも柔軟な姿勢を示してくれるコーチで、初日のメニューもすでに彼の頭の中では決めてきたらしいが、我々の展望や要望にもしっかりと耳を傾け、それを受け入れた上で練習メニューの微調整を行なっているようだった。
まずはウォーミングアップから開始したわけだが、ボールを使わないウォーミングアップだけでも40分ほど時間を費やし、念入りに行なった。ランニングやダッシュを中心に行なったが、その種類の多さにも驚いたが、それ以上に選手に楽しさを与えながら行なうという彼のスタイルに共感を得た。それはちょっとした工夫なのだが、その気使いの有無は子供たちの参加意欲に大きな影響を与えるのだと確認できた。なので、特に若い世代(6〜8歳)にはハードなウォーミングアップだったにもかかわらず、頻繁に彼らからは笑顔がこぼれていた。
その後のパス・ドリブル練習は基本的なものを取り入れ、子供たちの能力把握に力を注いでいた。よって練習内容としてはLJJや他の場所でもよく見られるものであったが、その度に選手に与えるアドバイスは的確なものであった。特に多くを語るというわけではないが、シンプルで的確なアドバイスは子供たちにとってもわかりやすいものであったようだ。
さらにシュート練習と続き、そして30分のミニゲームと進行していく。ミニゲームでは特に変わったものということはなかったが、シュート練習ではシュートそのものだけでなく、それまでの動きに工夫をこらしていたのが印象的だった。それも単純なことなのだが、シュート練習一つをとっても様々な動きの要素を取り入れる姿勢が、見ていて勉強になった。
全体的には、彼は集中力を大切にするスタイルのようで、その技術うんぬんよりも、何事にも集中して取り組むということを、選手たちに何度も指摘していた。そして常に選手たちの参加意欲をあげるような工夫がなされているところも、彼のスタイルなのだろう。
結局、練習を通して雨が降っているという悪コンディションではあったが、子供たちは精力的に練習を行なっていた。大きな怪我もなく、無事に初日を終えることとなった。
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ISA
http://www.maedagakuen.barnet.sch.uk/isa/
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