妄想・仮想後半戦〜blue birdの着地点〜vol1

  • miyashu
    2006年06月06日 21:58 visibility73

日増しにシャムスカ批判は大きく輪郭を広げていった。

中断期間のキャンプは成功だった。
シャムスカのもの含みがちなコメントはいかに素晴らしいキャンプだったかを理路整然と説いた。
戦術の成熟と場面場面でのボールの精度の向上。
けが人も回復し、後半戦への準備も整った。
あとは試合を待つのみ。

ニュースで伝えられる中津江からの映像は、たくましく日焼けし自信に満ちた選手たちの表情を大写しにしていた。
名前を呼びあい、コーチングする大きな声、そしてボールを蹴る音が後半戦へ向けての期待度を高めた。

またキャンプから合流したC契約の若手ブラジル人は、精悍でタフなプレーを見せ、エジミウソン、トゥーリオのバックアッパーどころか、コンディション次第ではポジションを奪いかねない勢いだった。
もう一人は左右のサイド、トップ下、FWと攻撃的なポジションならすべてこなす器用さを見せた。

日本人DFの補強も手薄なDF陣にとっては心強い味方となった。
そこそこスピードがあり、スペースのフォローやカバーリングに長ける。
深谷や上本のような高さはないが、冷静沈着で安定したプレーができる。

気がかりなのはオズマールだった。
たしかにパフォーマンスは向上している。
ゴール前でのワンタッチプレーからピンポイントのテクニカルなシュートを打つなど、徐々に「らしさ」が見られるようになりつつある。
しかし、やはりオズマールはオズマールというサポーターの評価がすべてを物語っている。
スピードもキレも、助っ人外国人の域ではない。
強烈で正確なミドルシュートはガセだったのか。

フロントの評価も戦力外を匂わせている。
多くのサポーターも飼い殺し状態で黙認しようという空気だ。
シャムスカだけが涼しい顔だった。

シャムスカ監督率いるJ−WESTが根本のFKでわいたオールスターが終わると、後半戦の殺気だった雰囲気がスタジアムにかえってきた。

7月19日(水) 長居スタジアム 対セレッソ戦。
大分は高松、松橋の2トップに梅崎のトップ下。
実際は高松のトップに2シャドー松橋、梅崎がからんでいくという布陣。
このままでは降格一直線のセレッソがなりふりかまわぬ猛攻を仕掛けるが、
ダブルボランチの徹底マークと、3バックに加え、守備に貢献する高橋がなんとかしのぐ。

スコアレスで折り返した後半5分。
右サイドでボールを奪った高橋が長いドリブルで前線へ。
内側に切れ込み、松橋にショートパス。
松橋ダイレクトで右側のスペースへ。
そこへそのまま走り込んだ高橋がえぐる。
ゴールラインぎりぎりでマイナスのパス。
DFを背にした松橋がコースをつくってスルー。
梅崎はシュートチャンスを確実にものにする。

結局この1点が決勝点となり、1−0で勝利。
幸先のよいスタートを切った。

オズマールは遠征メンバーから外れた。
故障という話も聞かない。

******************************・・・vol2に続く・・・
ってことでなんちゃってバーチャルトリ妄想ストーリーなぞ書いてみました。
さあ、いつまで書く気が続くか。
一応3回シリーズってことで。
あきたら終わりです。

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