レ・ブルーの結束
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r-7
2006年07月06日 22:02 visibility60
フランスはジダンのラストダンスを最高の舞台で行うために。
ポルトガルは初の栄光を掴むために。いざベルリンへ、残り
1つの枠を求めての戦いが始まった。
フランスは変わらずアンリの1トップ。アンリにボールを当
てるとジダンを始め、2列目の3人がスッと上がってくる。
その後ろのスペースはベテランのボランチコンビがしっかり
と占める。後方に控えるDF陣はきっちりとラインを押し上
げ、ポルトガルの攻撃を許さない。
ポルトガルはそのフランスの配置に合わせるかのように、人
と人の間のスペースに綺麗に、そしてうまく間隔を取りなが
ら動く。デコが、フィーゴがその間を縫うようにパスを通し、
ロナウドがドリブルで仕掛ける。DF陣もアンリをケアしな
がら、ジダンやリベリーをきっちりと人数をかけて抑え込む。
両者の戦い方が、がっちりとハマったのか、どちらが主導権
を取るわけでもなく試合は進んでいく。
そんな中一瞬の隙をついたのがアンリだった。エリア内でパ
スを受けるとワンタッチでリカルド・カルバーリョをかわす。
そこでバランスをくずしたカルバーリョの足がアンリの足に
掛かりPKを取られてしまう。ファール自体は微妙なジャッ
ジなところだけど、アンリの演技もうまくてPKになったか
もしれない。
このPKをジダンが決めてフランスが先制。ここまでの戦い
方からして、前半でリードできたのは大きかったんじゃない
だろうか。ポルトガルはこの失点でペースが変わるかと思っ
たけど大きく変わることはなかった。そしてフランスも同じ
くペースが変わらない。どこか淡々と時間が過ぎていく印象
だった。
残り12分。C・ロナウドの強烈なシュートをバルテズがファ
ンブル。そこに詰めていたフィーゴがヘディングで押し込も
うとするが、クロスバーの上を越えてしまう。最大のチャン
スを逃してしまったポルトガル。ロスタイムのCKにはGK
のリカルドも上がって最後の抵抗を試みるが届かず。フラン
スが1点を守りきり、ベルリン行きのチケットを勝ち取った。
攻撃に今ひとつ迫力はなかったものの、1点を守りきるとい
うことでチームがまとまったようなフランスの戦い方だった。
ジズーのラストダンスは本当に最高の舞台で行われることに
なった。後は最高の幕切れで終われるかどうか。カップを掲
げて笑うジズーが見れるでしょうか。
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- 事務局に通報しました。
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