ロースコア…日本シリーズより

ニッポンハム優勝おめでとうセールの話を1つ。
野茂やイチローがメジャーに渡り、
あっちのポストシーズンを見る機会が増え、
気付くことったらやっぱり、ロースコアっぷり。

ここ一番の試合となると、集中力の度合いが一番の違いになる。
投手力の戦い、というよりも貧打戦ってくらいに、
打てない、得点が入らない試合が連続する。
日ハムと中日も、あるいはパリーグプレイオフから、ずっとそんな展開が続いた。
WBCだって、日本は打線が沈黙し続けていたでしょ。
何より優るものは投手力を中心とした守備なのだと思う。

140試合もあればシーズン中は中だるみの試合もあるだろう、
ということもあるけれど、ここで言いたいことは、
サッカーだって同じ、ということ。

そもそもロースコアなサッカーであるが、
W杯のような4年に1度の極めて稀少な機会に際しては、
守備的な大会と評されない流れである大会が存在することがあれば、
むしろそちらが不自然とも考えられるだろう。

毎年あるCLよりW杯の方が賭けるモノが違う、
だからこそ、クォリティーこそCLでも面白いのはW杯、
というのが僕の持論であることは何度も述べたが、
悪く言えば、毎年あるCL、何試合もこなすCLは「中だるみ」とも見られる。
攻撃のクォリティーが高くシステム・戦術が洗練されているからこそ、
ゴールが増えるという見方もあるにしろ、
どんな大会よりも選手が集中して臨む試合がW杯であることは、疑いようもない。

ゆえに、野球はロースコアに傾き、フットボールはディフェンスに専心される、
世界バスケ見たってゴールの応酬のバスケットボールまでロースコアに偏っていくのだ。
基本的に、守備のミスは許されぬ致命傷になるのがスポーツの摂理である。
人間の心理学として、守備を重視して大一番に臨むことは今後も不変だろう。
けれど、だからといって今年の日本シリーズがつまらなかったといえば、
野球ファンの方々に聞けばそんなワケでもあるまい。
新庄の引退というプレイとは別の注目要素があったとしてもだ。

だから僕個人としては、今やサッカーはCLですよ、
みたいに言う、例えば杉山茂樹氏(言っちゃった 笑)のような言葉が、
信じられないのである。
もっとも杉山氏とは、リーガ贔屓セリエ否定派の意見自体から、
ずっと衝突し続けてるんですけれども。
(勝手に並列させて対抗させてもらってます)

もう1つ別に今日の本編(!?)ありますんで、よろしゅう。

『Road to PK BAR(仮)』
http://wearecrazy.exblog.jp/

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