25日目 CAMPION DEL MONDO!!!

  • Sabaggio
    2006年07月11日 00:49 visibility95


まずは試合終了の瞬間、沢山の方々から祝福のメールをいただきどうもありがとうございました。

10年近く連絡とってなかった旧友などからも祝辞が届き、一人一人返信しきれなかったのでSNSメンバーの皆さんにはこの場を借りてお礼を言わさせていただきます。

 

それではこのファイナルを振り返ってみよう。

試合開始前からなんかジダンおかしかったよね。

皆顔なじみであるはずのイタリアの選手たちに笑顔一つみせず、カンナヴァロと握手した時も目を合わせようともしなかった。

現役最後の試合、しかもW杯ファイナルということで相当意気込んでいたのだろうがなんかイライラしているようにも見えた。

開始から7分、早くも試合が動く。

マルダの突破にマテラッツィが足を引っ掛けたとしてPKを取られる。

かなりシミュレーションぽかったが兎にも角にもこのPKをジダンに決められアッサリと先制を許す。

しかしトッティへの当てつけのようなクッキアイオ・・・、やっぱりジダンらしくない・・・。

 

この早い時間帯での先制点が試合の流れを大きく動かすことになる。

堅守のフランス相手に先制を許したアズーリ。

早めに追いつかないことにはこの1点で勝負が決まってしまう可能性もある。

本来なら前半は双方様子見程度に流しながら後半勝負といった計算だったのだろうが、そうも言ってられなくなった。

前半の早い時間帯にもかかわらずアズーリはアクセルを一気に踏み込み試合の主導権を握る。

そしてフランスの先制点からわずか12分後、ピルロのCKからマテラッツィのゴールで試合は振り出しに。

これで試合は落ち着くかと思われたが、一旦踏み込んだアクセルをイタリアは戻そうとしなかった。

70%程度で流しているフランスを圧倒し何度か決定機も作るがゴールするには至らず・・・。

押し込まれ続けながらも同点のまま切り抜けたフランスは流石。

 

やはり前半飛ばし過ぎたアズーリの体力の消耗が激しい。

この大会で蓄積された疲労がドッと出たように目に見えて足が止まり始め、後半に入ってペースを上げてきたフランスの一方的な展開に・・・。

この苦しい状況の中でイタリアを支えたのはピルロとガットゥーゾ。

ピルロはボールをキープすることでチームに落ち着きを与え、ガットゥーゾは底知らずのスタミナでプレスをかけ続けフランスの攻撃の芽を摘み取る。

アンリやマルダが何度かサイドは破るものの中に人数の足りないフランスは決定機を生かすことが出来ない。

ここで試合から消えていたジダンに代えてトレゼゲを入れられていたらアズーリは苦しくなっていたかもしれない。

しかしこの稀代のスーパースターのラストダンスの幕を自らの手で下ろすような気概をドメネクが持ち合わせているわけもなく、試合は同点のまま延長へ。


そして膠着状態が続いていた延長後半。

試合前からずっと苛立っていたようなジダンが・・・やっちゃったね・・・。

まぁ試合中の相手への頭突きは今回が初めてじゃないし、それ以外にも踏み付け、平手打ちなど数々の前科持ちですから、あのジュールリメ杯を横に去っていく姿といいある意味彼らしい終わり方だったんじゃないかなと・・・。

でも動かない自分の為にアンリやリベリがヘトヘトになるまで必死になってディフェンスして、その二人の交代という代償を払わせてまでピッチに残っていたのにあの無責任な一発はないでしょ・・・。

 

アップアップのイタリアと10人のフランス。

この時点でPK戦突入はほぼ決まった。

そう、アズーリが過去に3大会連続で敗れ12年前の決勝でも涙したPK戦である・・・。

しかし今回はまったく負ける気はしなかった。

PK戦で一番重要なメンタル面の強さ、これを今大会のアズーリが兼ね備えていたからだ。

アメリカ戦やオージー戦で一人少なくなった時も、ドイツ戦で理不尽な判定が続いた時も、そしてこの日の不可解なPK判定にも、アズーリの選手たちは動揺することも苛立つこともなく自分達を信じ平常心で戦っていた。

リッピの選手掌握術に加えてセリエAのスキャンダルやペソットの一件も彼らを一回り強くしたのかもしれない。

トレゼゲのキックがバーを叩いたとき勝利を確信した。

あとは残りの3人が決めるのを見ていればいいだけだ。

そしておとずれた歓喜の瞬間・・・・・・・・・・・・


イタリア24年振り4度目の優勝!!!!!!!!

 

24年前の優勝はまだ4歳の時。

応援していたイタリアの優勝を見て大喜びはしたが、当時はそれがどんなことなのかよくわかっていなかった・・・。

それ以降は・・・

最初から期待を持てなかった86年。

地元開催で最高のサッカーを披露、優勝を確信していたにもかかわらずPKに泣いた90年。

バッジョに感動し、最後は悔し涙にくれた94年。

地元フランスを苦しめながら3大会連続のPKで散った98年。

最低の大会だった02年。

もう生きている間にイタリアの優勝は見れないんじゃないかとも思っていた・・・。


めちゃくちゃもうめっっっっっちゃくちゃ嬉しい!!!

これ以上の幸せがあるのだろうかってくらい。

イタリアサッカー界にはこの後大変なことが待っている・・・。

今シーズンはCLも楽しめないかもしれない。

EURO2008の予選も始まり2ヶ月後にはフランスとパリで再戦、同グループにはウクライナもいるし簡単には本戦に進めないだろう。


それでも今は


AZZURRIが世界一だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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