亀田・・・
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Sabaggio
2006年08月03日 23:01 visibility195
観れば不快になるだけだろうと思ってTV観戦しなかったのだがやはり正解だったようだ。
もちろん昨夜横浜アリーナで繰り広げられた世紀の茶番劇のことである。
亀田の試合を見たのはいつだったかのボウチャン(?)との試合が最初で最後だ。
スパーでタイの英雄ポンサクレックをボコッてきたなどと大口を叩いてる実力を見させてもらおうと思って観戦したのだが・・・。
試合はまったくの拍子抜け。
まず驚いたのが亀田はほとんどジャブを打たない。
丹下段平が<あしたのためのその1>に記したとおりボクシングの基本はジャブだ。
歴史に名を残すような名ボクサー達はほぼ例外なく素晴らしいジャブを持っている。
あの殺人パンチで恐れられたマービン・“マーベラス”・ハグラーだって閃光のようなジャブを打っていた。
ジャブも打たずに世界タイトルを取るなんて、しかも軽量級でそんなのがありえるはずがない。
さらに亀田は言われていたような強打でもないし、ディフェンスにも特に目を見張るものはなかった。
なんでこの程度のボクサーがそんなに持ち上げられてるわけ?
ちょっとでもボクシング見たことある人なら、2,3ラウンドも見ればこう思ったはずだ。
試合は終盤に亀田のローブローをレフェリーが“見逃して”そのままTKOで勝利。
当然激しく抗議する相手セコンドにあの下品な馬鹿親父がメンチ切って終了・・・。
なんじゃこりゃ!?
もの凄い不快感を味わうと同時に亀田の正体も見えてしまい、もうこいつの試合は二度と観まいと。
まあ八百長常習犯の金平・協栄に捏造大好きなTBSがバックアップして、他にも電通、パチンコ、893、etc・・・きな臭い団体が絡んでるみたいだし予想してはいたが。
(余談だけど、タイトルマッチを平日にやったのも昨日が山口組幹部の誕生日だったかららしいね。)
それ以降、試合は観なくても嫌でもメディアから伝わってくる亀田の話題。
試合前日の下品な挑発。
単身異国の地に乗り込んできた相手を親兄弟で囲んでメンチ切ったり、写真貼ったフライパン曲げたり。
敵地の四面楚歌の状況で同じことやったら大したモンだけど、あれじゃ集団で弱いものいじめしてるのと変わらない。
だいたい自分は日本チャンプの内藤に散々挑発されて(内藤の試合のポスターでネタにされた)対戦要求されても逃げ回ってたくせによくやるわ。
本来のフライ級のチャンピオンには勝てそうな相手がいない為、空位になった一つ下のLフライで臨んだ昨夜のタイトルマッチ。(取れそうなタイトルを狙うのは当然のことだしこれは別に悪いことではないけど)
冒頭に書いたように、TV観戦しなかったのだが予想通りの不快感だけが残る結果になったようで・・・。
ホームタウンディシジョンっていうのはスポーツの世界じゃつきものだけど、ここまで、しかも自国民の間で物議をかもす程のものは珍しい。
WBCのデイビッドソンも真っ青だね。
亀田のこと思えば、昨日は負けてもそこから這い上がってもう一度挑戦みたいなシナリオの方が良かったんじゃない?
これで過去のかませ達との対戦で築き上げた戦績にも疑問もたれるだろうし、今後の試合にも嫌でも八百長のイメージが付いてまわると思う。
YAHOO!の投票結果で94%の人が相手の勝利と答えた民意を背景に週刊誌やTBS以外の局も掌を返したように叩きまくるだろうし。
もっともTBSにとってはそんなことでも話題になれば大晦日に予定しているらしい初防衛戦でも視聴率稼げるし、笑いが止まらない状況だろう。
もしそこで亀田が負けて商品価値がなくなればお払い箱にすればいいだけだしね。
こういう茶番はK−1みたいなドメスティックなイベントだけにしてもらいたい。
こんなんで世界チャンプになってあの無礼な態度が世界中に配信されたら国辱以外の何者でもないよ。
亀田は今からでも態度を改めたほうが良いと思う。
まずは敬語覚えることから始めよう。
(マスコミもいい大人があんなガキンチョにへつらってる姿はみっともないったらありゃしない)
その前にまずはあの父親に大人としての最低限のマナーと話し方教えるほうが先か。
っていうかあの親父とは手を切ってまともなトレーナーに付いた方が良いよ。
まだ若いんだし、少なくともあの身体つき見れば相当努力はしてるんだろうし、次男と違っていくらかはモノになりそうだから。
チャンピオンになっちゃってこれから大変だよ。
ミニマム級から新井田が上がってくるかもしれないし、イーグル共和も対戦熱望してるし、フライ級に戻ってもポンサクレックやバスケスみたいな化けモンじみたのがいるし、今までみたいに弱い相手ばかりとやってるわけにはいかないよ。
今みたいな態度のままだと一回負けたら終わりでしょ。
嘘でもいいから謙虚な態度に改めた方が良いよ。
ある意味彼も被害者なんだし。
あっ!ジャブを打たないボクサーいた!
ちょっと前になるけど、『悪魔王子』ことナジーム・ハメド。
ただしこの人はジャブを打たないだけでなく、ガードもダラリと下げたままだし、ジャンプして打ってみたり、ちょこちょこスイッチしまくったりとボクシングの理論を根底から覆しちゃったボクサーで、亀田なんかとは別次元の人。
一時期めちゃくちゃ強かったからね!
ここ何年かとんと聞かなくなっちゃったけど、過去の映像が手に入るなら一見の価値あり!
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- 事務局に通報しました。
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